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女子会()

『バー カマ男』で酔い潰れた二日後、イチの仕事場である事務室で、二人の男と一人の女が倒れていた。


部屋中に書類が散らばり、カーテンの隙間から日光が刺している。


「……ぁあ…しにそ……」


「イチ様……この書類にも……サイン」


「イチ…これ…これにもぉ…」


「おいおい、こりゃあなんだ?」


机に突っ伏している男は、前回酒を呑みすぎて、まだ二日酔いになっている『イチ』


部屋の中央にあるソファで、うつ伏せで書類をイチの元に持ってこうとしている『セプテム』


そして、床に倒れながらもイチに書類を届けようとしている『セイ』


そして、その部屋に入ってくるのは#北__・__#に遠征しに行っていた『トロワ』だった。


「折角トロワ様が#北__・__#から帰ってきたってのに、こりゃどう言うことだ?」


「…二日酔いです」


「単純な疲労で…」


「イチの頼まれ事で…」


やれやれ、と呆れつつ、部屋に散らばった紙をまとめ、イチが突っ伏している机に置き、床で倒れているセイをセプテムの倒れている反対側のソファに連れて行き、膝枕をした。


「それで、今回の北はどうだった?」


「山スライム系が計五十五体。巨大オークが計三体。狼系とライダー系の魔物が計三十体。そして、知性ある魔物が【#魔術師亜人間__メイジゴブリン__#】一体だったな」


ここで、魔物について話しておこう。


この世界の魔物は、計四種族で分けられている。


様々な地域に生息しており、主な特徴が身体の九十八%が粘度の高い液体になっている『#スライム系__・__#』


動物が突然変異して出来たと言われている、元の動物の特徴が色濃く残る『#動物系__・__#』


人間と同じように二足歩行で歩き、武器や道具を使って戦い、魔物の中で知性がある魔物が多く存在する『#亜人間系__・__#』


そして、そのどれらにも属さない、魔物の中で最も強いと呼ばれる『#伝説系__・__#』


これらの四種類で構成されており、その四種類から枝分かれしながら様々な魔物が産まれていっている。


そして、もう一つ。魔物と人間には明らかになっている#違い__・__#というものが存在している。


それは、#魔物にはLvやステータスの存在が無い__・__#ことである。


人間には、この世界に生まれた瞬間に変更不可能な#Lv__・__#と#役職__・__#が備わっているが、魔物にはその#Lv__・__#の部分が無くなっている。


#役職__・__#はあるらしいが、それを使って何かしたという情報は今のところ無い。


「巨大オークですか…それは大変でしたね。下手な武闘家よりやっかいですから」


「いや、途中から#ラヴクラフトの従者__・__#が来てくれて助かったけどな!ダイス振らさせられたけど」


「ラヴクラフトが?…兵士達は大丈夫だったのか?」


「五人発狂した」


「…あぁ…ちょっと薬調合してくるわ」


トロワの言葉を聞いたセイは、膝枕から抜け出し、事務室から出て魔術魔法薬研究開発局に向かって歩き出した。


「にしても、魔物と合わせてアンフェール帝国が来ると思ったんだけどなぁ」


「来てても返り討ちにするだけだけどな!!」


その時、バキッ!と事務室の扉が壊れた音が聞こえた。


そこには、グタッとしながら引き摺られている『ツー』の姿と横に抱えられている『ラヴクラフト』の姿。


そして、その二人を(無理矢理)連れて来たのは、フリフリの可愛らしいドレスに身を包んだ#男__女装男子__#『セント・ゴット』の司教である『アハト』だった。


「ありゃ…壊れちゃった。ま、いっか!テムテムいるー?」


「あ、アハト…扉…」


「おいアハト、お前その二人抱えて何やってんだよ。ツーに至っては抱えるじゃなくて引き摺るだし」


「あ!トロワちゃんもいたー!じゃあ行こっか!」


そう言うと、アハトは後ろから出てきた黒いスーツで、ホワイトマスクを付けた大柄の男と白のスーツでペスト医のマスクを付けた男性平均身長と同じ位の男が、命令し疲れきったセプテムと座っていたトロワを抱えさせ部屋を出ていった。


「………え?この量一人でやるの?」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『セント・クリヌゥス王国北側』


ここは、セント・クリヌゥス王国の北側に位置する、壁があるとは言え、山からの風により少なからず影響を受けている地区。


その地区にある、喫茶店のような店の個室にて、あるもの達が集められていた。


「ねぇアハトちゃん。私達はなんで集められたのー?」


第一の被害者である『工業地帯』の責任者ツー。


彼女は、ジェム達と次なる発明を考案すべく会議をしていた真っ最中に拉致られた。


「アハトよ、私達も暇では無いはずだ。何故連れてきた」


第二の被害者である『セント・ゴット』の司祭を務めているラヴクラフト。


彼女は、他国から子供だけで逃げてきた孤児に勉学を教えていた所、拉致られた。


「ったく、これから北行ってきた奴らと飯なのになんだってんだ」


第三の被害者である『王国守護者兵団』の団長のトロワ。


「コムケンさんとキヨポンさん。毎度アハトの我儘に付き合ってくださりありがとうございます」


そして、トロワと一緒に連れてこられた第四の被害者である『大和貿易船団』のセプテム。


この二人は先程の場面で連れてこられた者たちである。


「いえいえ、大丈夫ですよ。気にしないでください」


「そうですよ、もう諦めてるんで」


「ちょっと、それ本格的にダメじゃない」


そして、最後の第五の被害者である、部屋で蹲っていたのを無理矢理連れ出された『チーム踊り子』のエムパトだった。


「もー、ダメだなんて酷いな~。あ、コムとキヨは手伝いに行ってあげてー」


「「はーい」」


返事をしながら、コムケンとキヨポンは個室から出ていった。


「それで?何で連れてきたんだ?」


「えー?なんでってそりゃ#女子会__・__#したいからに決まってるじゃ~ん」


「…お前女じゃねーだろ」


女子会とは、女性だけで会食したり身近にあった事柄を話し合ったりする、まさに男子禁制の花園なのだ!!


いや、実際暗いイメージしかないけど。妄想で花園って思ってても別に問題ないのね!ねっ!!!


「にしても、確かここって先月オープンした#魔物食事会__・__#…で合ってますか?」


「あ、そっかテムテムはイッチーと来てたんだっけ」


「はい、開店式典で一度来ましたが…本当に食べるんですか?#魔物__・__#を」


「は!?魔物って食えたのかよ!!」


この世界の食生活は、ほぼほぼこちらの世界と同じである。


主食はパンだが、お米もあるし麺類もある。

肉も、牛豚鳥馬羊と様々な種類が飼育されているし、野菜も貿易や国で採れた数多くの野菜達果物達がある。


だから、この世界の殆どの人は、好んで魔物を食べようとはしないのだ。


「えー?でもアハトちゃん。魔物って#雑食__・__#だからお肉も不味いって聞いたよ?」


「いえいえツーちゃん。動物系で元が肉食ならまぁ雑食にもなる物はいますが、実は魔物は#草食__・__#の方が多くいるのです!」


「草食?あの魔物がか?」


ツーの意見とラヴクラフトの疑問は最もである。


昔の魔物はよく村などを遅い、その村で飼っていた動物や野菜などを奪って行った。


それが、魔物=雑食のイメージを強く固める原因となり、現在まで、魔物を危険視して、忌み嫌っている者達が多くいた。


が、改めて『酪農住民課』の『チウ』の所にある#魔物対策本部__・__#で#亜人間系__・__#の魔物を解剖し、研究していると、魔物の#歯__・__#が草食動物によく見られる歯の特徴と酷似していたり


臓器、特に腸などの#消化器官__・__#が人間や他の魔物に比べ明らかに長いことが判明していた。


「ですが、スライム系は#全て__・__#雑食って聞きますけど…それも違うのですか?」


「うん。そもそもね、スライムはどちらかと言えば肉食なの」


「は?あのネバネバの液体が肉食??」


殆どの作品で目にするスライムは、自身の体内に入った物を#吐き出す__・__#or#溶かす__・__#の二つをよく見かけると思うが、この世界のでは、後者の#溶かす__・__#方のスライムである。


それなので、人々はスライム系は体内に入れると溶かすから#雑食__・__#のイメージになっている。


が、それはスライムが体内で分泌している酸が勝手に溶かしているだけであって、#栄養を摂る__・__#意味で食べている訳では無い。


では、何を食べているのか。それは、#タンパク質__・__#である。


肉などに多く含まれているタンパク質を吸い出し、その吸い出す過程で体内にある酸が肉を溶かし、更にタンパク質を吸い上げ捕食していると最近分かったことらしい。


何でも、スライム系の死体の液体を調べてみると、その液体の九割が#ゼラチン__・__#、所謂#コラーゲン__・__#で出来ており、肉に含まれるタンパク質を身体の中で変化させ、コラーゲンに変え身体を構成させる。


それを知っていたのか、亜人間系は肉食のスライム系を飼い慣らす為、村々から動物達の肉を奪いスライム系を飼育していると最近の研究で証明されたらしい。


これが、この世界のスライムの全てである。


「にしても、身体のほとんどがコラーゲンなんて…驚きだよね~」


「なぁ、そもそも#こらーげん?__・__#ってなんだ?」


「ちょ、コラーゲンも知らないで今まで女やってきたの!?信じらんない!!」


あんたってヤツはー!と、いいながらエムパトはトロワにコラーゲンの説明をしようとした。


その時、個室の扉が開き、様々な料理の乗った台車を持ってきたコムケンとキヨポンが入ってきた。


「はーい皆さん出来ましたよー」


「あれ、いい匂いですね」


「本当だー!美味しそ~!」


「今日は僕のお金で食べるんだからね!遠慮しないでじゃんじゃん食べてよ!」


テーブルには様々な料理が並べられた。


一人一人の目の前に置かれた皿には、厚く輪切りにされたミディアムレアの肉に、キラキラと光る紫色のソースがかかっていた。


その左隣にある小さな器には、細く麺状に伸ばされた春雨のような物の上に、赤色のソースや胡麻が散りばめられている。


そして、テーブルの中央には、完全にレアの刺し肉が野菜の上に乗っかっており、もも肉と書かれたプレートや頬肉舌二の腕心臓と書かれた様々な部位が書かれたプレートが刺さっていた。


「おぉ!どれも美味そうだな!」


キラキラと目を輝かせるトロワは、待ちきれないとばかりにアハトを見つめていた。


が、そのトロワを前にして、制止の声をあげた物がいた。


それは、ラヴクラフトだった。


「なぁアハト。もう一度聞くが、全部魔物なんだったよな?」


「ん?そうだよー?目の前のが元が牛だった魔物で、こっちの器が山岳スライムの酢物!そして、メインが亜人間の刺身!!」


「刺身って…これ、食中毒にはならないのか?」


そもそも、生で肉を食べようとすると、寄生虫や細菌などが身体を蝕んだり、裂けた骨が身体の中に刺さるということから、普通は食べない。


それはこの世界でも常識である。


「あ、それに関しては心配ないよ。刺身とは言っても細菌や寄生虫を殺す適切な調理はしっかりしてるし、レストランや喫茶店なんかでは、万が一料理による、お客様の体調不良が出ない為にも専属の聖職者による浄化魔法をかけるから」


「…この国は食べる為にそこまでするのか?」


ラヴクラフトが疑問に思った通り、普通他の国では、食に対する配慮はセント・クリヌゥス王国のような行動はしてはいない。


が、このセント・クリヌゥスでは、国の全ての食べ物を出している店や食堂などでは、一度客に出す前にその店の専属『聖職者』が浄化魔法の一種である『#病の浄化__カンハイツ・ライニゴン__#』という、それを行った#種族__・__#へ悪影響を及ぼす病原菌や細菌。寄生虫などを滅する魔法をかけてから出さないといけないという、決まりがある。


「な、なぜそこまでするんだ?」


「先代セント・クリヌゥス王が、他国からの来た者たちの手で王国の七割もの食材が汚染されるという#飯テロ__・__#事件があり、そこから食には浄化魔法をしないといけないという決まりが出来たそうなんです」


「これが本当の飯テロ…はは、笑えない冗談にめ程がある事件だな」


当時は、九天神はまだ結成していなかったし、その汚染された食材での食中毒に対する魔法薬も出来ていなかったので、かなりの重病者と死人が出たという。


「ま、取り敢えず食べよ食べよ!いただきまーす!」


「「「「いただきまーす」」」」


全員が手を合わせ、食事を始めた。


トロワ、セプテムは目の前にある元が牛だったと言われた肉を食べた。


ツーとラヴクラフトは山岳スライムの酢物。そして、エムパトとアハトはもも肉と書かれたプレートの下にある刺身を食べた。


「ッー!こ、これは!」


「わぁ!これ美味しい!」


「……美味しい」


セプテムとツー、エムパトの三人は、それぞれが食べた物を見つめながら言った。


セプテム達の目の前にある肉は、現在魔物対策本部で研究用として飼育されている、角が異常発達した牛の魔物『#牛鬼__ぎゅうき__#』と呼ばれる魔物で、突進力が高く、その威力は木の家を一撃で粉砕させる程だとか。


その荒々しい姿とは、異なり、肉の味はあっさりと食べやすく、それでいて味の主張が激しい肉となっており、その味をソースの酸味がより一層の際立たせ、かなりの美味しさになっていた。


「#まほのってほんはひうまひんはな!__魔物ってこんなに美味いんだな!__#」


そして、ツーとラヴクラフトが食べた山岳スライムの酢物は、#スライム__コラーゲン__#がそのまま春雨のような麺状となっており、その上から鷹の爪や胡麻。そして酢と数種類の調味料を入れたあまり酸っぱくない酢のソースを#スライム__コラーゲン__#にかけ、味が無い#スライム__コラーゲン__#を味わえるように調理されている。


「…ふむ。凄く食べやすい。これが、山岳スライムだったとはおもえないな」


そして、エムパトとアハトの食べた#亜人間__ゴブリン__#のもも肉の刺身。


ゴブリン達#亜人間系__・__#は、一部を除いた殆どが二足歩行をしており、かなり引き締まったももになっている。


しかも、#亜人間系__・__#の殆どは草食なので、変な雑味も無いので、とても食べやすく、部位によっては調味料を付けなくても、噛めば噛むほど甘く感じたりして魔物の中では上位に位置する程の美味さなのだ。


「うーん。もも肉もいいけど心臓も弾力あって美味しい!」


どんどんと食事は進み、食べ物が半分になる所で、アハトはエムパトに話を振ってきた。


「そーいえばエムパトとンナァちゃんは、セイと同じ国の産まれだったよね?」


「……そうよ、あの#クズ__・__#と同じよ…たく」


「何か恋愛感情とか無いの~」

「ブハッ!?」


その言葉を聞いた瞬間。エムパトは動揺したからなのか、思わず咳き込んでしまった。


「ち、ちがっ!私様はイチ様しか興味」

「そう言えば、先日中庭でセイを押し倒したって話を聞いたな」


「お、おおおし!?そんなことしてない!!!」


追い打ちをかけるように、ラヴクラフトがエムパトの先日にあった行動を言う。


普段はアハトを毛嫌いしているラヴクラフトだが、二人とも他者を虐めるとなると息があったように連携してくる。


今の状況も、ニヤニヤしながら赤面しているエムパトにどんどんと攻撃をしていっている。


「おいお前ら、その辺で止めとけよ」


「えぇ~なぁにー?トロワちゃーん。もしかしてエムパトにセイ取られそうになってるから焦ってんのぉ~」


「ばっ!ちげーよ!私は…その…ェト」


「どうした?王国守護者兵団団長ともあろうお方がモジモジして…可愛らしいではないか」


うがっーーー!!!と、ラヴクラフトの胸ぐらを掴みそのまま揺らすトロワを、ツーは止めに入る。


セプテムがその状況を、傍から見て楽しんでいたのは言うまでもない。


「ですが、九天神の男性陣が人気なのは事実なんですよね」


「お?テムテムが話に乗ってくるなんて意外~…なんて思うけど、実際人気なんだよね~僕以外」


『九天神』のリーダーであり、このセント・クリヌゥス王国の王である『イチ』が民から慕われているのは、明白である。


容姿も整っており、しかも王様ともなれば女性からの評判もかなり良くなっている。


『九天神』の頼れる存在である『チウ』は『バー カマ男』にて様々な人生相談を受けていたりと、この国にすむ大人達の癒しの場を提供していることもあり、かなりに人気と信頼をほこっている。


『九天神』の#陰の守護者__ダーク・ヒーロー__#と密かに呼ばれている『ピャーチ』は、その確実に獲物を仕留め、影に生き影にて死すその姿が、厨二心を抉られ、数多くの子供達から人気を集めているが、本人は子供達から嫌われていると思っている。


そして、『九天神』の良心である『セイ』は、数多くの部下から慕われ、的確な指示とブラック過ぎない仕事内容から、将来はセイの下で働きたいと言う子供達もいながら、所々でその部下達が身の回りのお世話をしているのも目撃されている為、セイをお世話したいという、大人達も存在しているせいでセイもかなりの人気なのだ。


「で、僕は何でかぜーんぜん人気が無いから、あれこれ試して女装してるんだけど…何がいけないのかな」


「ウザさ…でしょうか」

「女装なんじゃねーの?」

「いや、女子よりも女子してる可愛さでしょ」

「金を平気で横領するクズさだろ」

「ツーはアハトさんの事可愛いって思ってるよ?」


「ツーちゃん意外かなり心に刺さる言葉だったんだけど…これ泣いていいよね?セイきゅんの台詞取るけどこれ泣いてもいい案件だよね?」


と、涙を流しながら、ツー以外のもの達の目を見ながら、アハトは言った。


が、しかし。そこからまた追い打ちが来るとは、アハトは想像していなかったであろう。


「なんでしょう。いちいち言葉の言い方が腹立つんですよね…」


「あー!それ私分かる!後、男なのに女性物のなんかふりっふりした服着てるから偶にどっちか忘れるんだよな」


「そうよね~。似合ってないんだったら笑い話なんだけど、それがそこらの女性より似合っちゃうんだから、女性からは嫉妬の目で見られるわよね~」


「しかも、その服の半分はセント・ゴットの経費として落ちる筈だった金を横領して買っている…。これ一度牢屋に入れられた方がいいのでは無いのか?」


「で、でもアハトさんは凄く可愛いよ?#足太い__・__#し#背もちょっと高め__・__#だけど、綺麗だし可愛いんだよ?」


「……ツーちゃん…それ…フォローできてないよ…そっか、僕の足って…太いんだ……」


そんな会話をしながら、それぞれは出された物を全て食べ終え、店を後にするのだった。















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