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今日と明日の境界線
──時の概念は、誰が創り出したのだろう。
今日が在って、明日が在る。明日が在って、明後日が──。
明日への境界線とは何だろう。
──時刻の分かれ目に立った時か。
──朝の朱色の陽を身に浴びた時か。
それはとても不明瞭で、漠然としたモノ。
果たして、月日に明確な境界線など在るのだろうか。
個々人が変わり映えの無い日々を過ごすなら、それは空漠たる月日の境界線ではあるまいか。
それでも、明日こそは何かがあるのではないかと。
そんな一縷の望みに掛ける。
──時の歯車は、廻る。