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アクセスありがとうございます。


多少時間が取れたのでなんとかかきあげました。まだまだ投稿ペースはあがりませんが、ひとまずの投稿です。


いままでのステータスに、まさかの筋力関連項目が抜けていたのに気づいたので、少しづつ修正していきます…

 俺達と御者のおっさん-ジェミーさんという名前だったはず-は冒険者ギルドに併設されている酒場でイラについての打ち合わせを行っている。

「――ということで、お願いしたいのはセントラルシティまでの片道分の護衛だ。」

うん、おっさん。ざっくりしすぎ。わからないところは…一つ一つ突っ込んでいけばいいだろ。問題ありそうなら隣に座るチアルが止めてくれる。そう信じよう。

「片道分の護衛ってことだけど…どうして俺たちに?自分で言うのもアレだけどさ。俺もチアルも駆け出しのGランクだぞ。」

「あぁ、それは承知の上だ。なにせザンの街の冒険者ギルドから出てきたところも見てるしね。」

そういやそうだったな。であれば尚更わからないんだが。

「道中で説明したとおり、言い方は悪いけど護衛をしてくれる冒険者を囲い込みたいっていうのもあるんだ。先行投資の一環だね。それと、もう一つ。道中での獣退治を見て思ったけど、君たちは既に実力としてはEランク…いや、Dランクでもやっていけると思うんだ。コレは私の勘だけどね。」

経験豊富そうなおっさんにそう言ってもらえるのは…素直に受け取っておくか。お世辞の可能性もあるけど。

「素直に評価は受け取らせてもらうよ。…それで、拘束期間と、報酬は?」

「拘束期間は3日間。その間の食事はこちらで持とう。報酬は…1人頭金貨15枚を出そう。」

金貨15枚か。ここで俺は脳内計算を始める。

この酒場でランチが1食銅貨5枚で出されている。つまり、銅貨1枚=100円と計算して、だ。

石貨10枚=鉄貨1枚

鉄貨10枚=銅貨1枚

銅貨10枚=銀貨1枚

銀貨10枚=金貨1枚

と以前にチアルに確認は取っている。同じ貨幣が10枚で大きい貨幣になるってのは計算が楽でいいね。

これに当てはめると


石貨1枚=1円

鉄貨1枚=10円

銅貨1枚=100円

銀貨1枚=1000円

金貨1枚=10000円


 この上に白金貨、黒貨、赤金貨、青金貨…と色々あるらしい。一般生活ではあまり使うことがないとも言っていたが。とどのつまり、3日拘束で約15万円の稼ぎとなるわけである。…後にチアルに確認をとったところ、拘束期間があることと、ランクではなく実力を見て計算してくれているので妥当だということだ。ランクで計算されていたら報酬は半分以下になっていただろうとのこと。


「ん?一人金貨15枚?」

「あぁ、もちろんそちらのお嬢ちゃんの分も払うぞ。君たちは2人だから、合計金貨30枚だ。」

そう言いながらジェミーのおっさんはチアルを指し示す。

「もっとも、君が管理することになるんだ、とは思うがね。君なら悪いようにはしないだろうし。」

と声を上げて笑う。ジェミーのおっさんいわく、冒険者登録をしている奴隷の報酬は最終的には主人に渡されることがほとんどだという。そして、その主人が中抜きをして奴隷に渡すのが普通なんだとか。…どこのブラックだよ。そんなことをを思っていると


「ここから3日でセントラルシティですか?それだと、夜も進まないと間に合いませんよね?」

チアルから質問がジェミーのおっさんに飛ぶ。…膝の上にわんこを乗っけて、なでながらなので真剣味が薄く見えるのは気のせいだと信じたい。

「あぁ、そのことか。確かに、夜も進まないと間に合わないね。」

「それだと、馬はどうするんです?休憩無しでとても走りきれるとは思いませんよ?」

「そのことに関しては心配しなくて大丈夫だ。…運送ギルドの緊急案件だからね。魔法人形にんぎょうに引っ張らせるつもりさ。」

魔法人形?後でチアルに確認しておくか。チアルもそれなら、といった形で納得しているので問題ないのだろう。今度は俺から質問させてもらう。

「護衛って話だけど、俺たちだけでいいのか?…イメージで悪いけど、昼夜通して移動するって話だと人数少なすぎると思うんだけど。」

「あぁ、それについてはこれから募集をかけるつもりではいるんだ。もう1パーティくらい来てくれるとありがたいんだが…。」

おっさんは苦笑しながら答えてくれる。…あぁ、そういや言ってたな。


「護衛依頼を受けてくれる冒険者が全体的に少ないんだったな…悪い。」

「いや、こればっかりは仕方ない。みんな、わかりやすい討伐依頼やダンジョンに行きたがるからね。」

討伐依頼はなんとなくわかるが…そうか、ダンジョンもあるのか。ゲーム知識だけしかないから、これも後でチアルと認識のすり合わせをしておくか。

「今のところは、こんなもんか…?今の所、俺は依頼を受けてもいいと思ってるけど。」

横に座ってるチアル(と、膝から降りたワンコ)に目をやる。意図を察してくれてたのか彼女は小さくうなずいてくれた。わんこは俺の方に近寄って来て、足に身体を擦り付けていたが。


 ともあれ、チアルと(恐らく)わんこも承諾したので依頼を受ける旨を伝えると、ジェミーのおっさんには大げさだろと言いたくなるほどに喜んでくれた。具体的に言うなら全力のハグだが…割愛でいいだろう。


 出発は2日後の朝、ということなのでそれまでに準備してトツの街の東門に集合と確認して俺たちとジェミーのおっさんは一旦別れることにした。さて、チアルに確認しながら準備をするとしますかね。

ジレるハートに火をつけられたので、以下はカズマとチアルのステータスになります


名前:ナガエ カズマ

称号:

ランク:G

状態:【臣下:チアル・ベルス カッパーウルフ クックー】

Lv:229


HP:44/44

MP:62/62

STR:E+++

AGI:D++

DEX:D++++

VIT:D

INT:D-

MAG:D++

LUC:G++++


スキル:<アイテム作成><魔法付与エンチャント><鑑定眼:Lv5><賢者の石:Lv5>


    <地属性魔法適正:F:Lv1><水魔法適正:C:Lv1><火魔法適正:D:Lv2><風魔法適正:F:Lv9><時空魔法:E:Lv2><デュアルキャスト><ディレイキャスト>


    <剣術:D:Lv4><射撃術:F:Lv2><体術:E:Lv3><盾術:F:Lv9>


    <索敵:Lv4><危険感知:Lv2>


発現待ちスキル:??? ??? ??? ???




名前:チアル・ベルス

称号:<ナガエ カズマ>の奴隷

ランク:G

状態:【隷属:ナガエ カズマ】

Lv:153


HP:38/38

MP:89/89

STR:E-

AGI:F+++

DEX:D++++

VIT:D-

INT:B++

MAG:C++++

LUC:E+++


スキル:<地属性魔法適正:G:Lv9><水魔法適正:F:Lv2><火魔法適正:C:Lv5><風魔法適正:F:Lv4><光魔法適正:C:Lv5><闇魔法適正:G;Lv2><デュアルキャスト><ディレイキャスト>


   <棒術:G:Lv5><体術:F:Lv1><護身術:G:Lv3>


   <索敵:Lv2><危険感知:Lv5>


発現待ちスキル:料理 ??? ??? ??? ???

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