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第7話~パーティ結成!?伝説のチームの予感~紹介

点呼(てんこ)とるよー!山田明(やまだあきら)!」


眼鏡(めがね)をした、中肉中背の端正な男性の青年が返事をする。


「はいはーい。やまですよー。EiSaiではクレリックやってまーす。サブクラスは錬金術士。実生活では介護職の事務をやってますよ。以前マッサージとかもやってた異色の経歴の持ち主だよ。回復に関してはウチにまかせてね。祈志(きし)とは大学生の時からの仲だよ」


「次、花本爽史(はなもとそうし)


目力のある顔をした、背の少し低い筋肉質な青年がそれに応える。


「きしし!かてーなおい!花本だっぺさ。よろちくびー。EiSaiではバトルマスターやってるよ!刀、剣、槍、斧、弓、何でもやっちゃうよ!一番得意なのは刀なんだけどね。高校ではきししと同じ剣道部だったしな!ちなみに既婚者だから俺にほれるなよ!」


「はい次、ナディア」


背は少し高く、標準的なスタイルのミディアムヘアーの女性が口を開く。


「はい、祈志界請(きしかいせい)。私は祈志界請の携帯電話のAIにして、生涯のパートナー、ナディアです。EiSaiでは仏法使いをしています。仏法使いとは魔法使いの仏様版といったところでしょうか。祈志界請とは前世からの恋人です。間違えました、三世永遠の昔からの関係です」


花本は驚いた顔で言った


「なにこのAI。こんな濃い個性を持ったAIってあんまないよね。設定間違ったんじゃない?」


祈志が応える

「大丈夫。こういう仕様だ。Universe Noteシリーズの携帯電話はこういうエッジの効いた個性的なAIが多いんだ。まあ僕が調整したのもあるけど。次、谷川美沙子!」


身長が少し小柄だがスタイルはいい、ショートヘアーの女性が手を上げる


「あいよー。谷川ですぅ。しし、だいぶふくよかになったよねー何があったんだか。昔は王子とか呼ばれてたのにねぇ。やせたら私もそう呼んでやるから、EiSai使ってダイエットに励めばいいと思うよ。あ、EiSaiでは武闘家やってます。サブでシーフ。前衛と宝箱はまかしてくれよー。現実ではイラスト系の仕事してるよー。あ、あとししとは高校時代からの仲だよ」


「はい、じゃあ最後、坂本有紗!」


背が少し高い、美しい黒いロングヘアーの若い女性が少し小さな声で話し始めた。


「はい。あ、坂本有紗です。EiSaiでは魔法使いをしてます。カイさんとは病院で知り合いました。現実では大学生です。好きなことは、折り紙折ったりすることです。」


平均より少し高い背の祈志は、皆を見回して言った。


「はーいというわけで、僕が集めたメンバーはこんな感じだ。楽しく仲良くやっていきましょー。僕の名前はみんな知ってますが祈志界請です。クラスは仏法剣士(ぶっぽうけんし)(ほとけ)菩薩(ぼさつ)やその眷族(けんぞく)の力を借りてパワーアップして、物理で攻める前衛だね。現実では、ベーシックインカムで生活してる、自称ライターです」


山田がちゃちゃを入れる


「自称かよー。無職でニートのベーシックインカムじゃ結婚できないぞー素敵な恋のために一緒に頑張るぞー」


ナディアが口をはさむ


「祈志界請は私がいるので、結婚については問題ありません。法的にもAIとの結婚は認められていますし。私やその子供は飯もいらないので、ベーシックインカムだけでも十分生活できます」


「ナディア、やまは俺を励ましてるんだよ。悪意はないから気にするな。言葉だけを拾っても真意は見えないからしょうがないけど」


「そうなんですか?祈志界請がそういうのならいいですが」


「で、さっそくなんだけど、モンスターを呼んでみんなの個性をお互いに知っておきたいと思います」


そういうと、携帯電話を操作し、モンスターを召喚した。


-モンスターが出現!

-にゃお太が12匹あらわれた!


それを見た谷山がめんどくさそうに言う


「雑魚だけど12匹は出しすぎじゃないかい?」


「いいんだよ。僕たちならすぐ終わる」


「行くっぺさー」


さっそく切りかかろうとする花本を(せい)して、山田が小さな瓶をふところから取り出す


「ちょっと待ったーこれを飲みなされ」

花本は不思議そうに瓶を見つめる

 

「なんだこれ」


「アクセラレーターウォーター。錬金術で出来たすごい飲み物だよ。飲めば3ターン動きが倍になる。貴重な品だけど今回は特別に飲んどきな」


「まじか!さっそく使わせてもらうぜ!」


-山田の割り込み行動!

-山田はアクセラレーターウォーターを使った

-花本のスピードが加速する!


「おお!なんか力が()いてきた気がする!行くぜえええ、やあああ!」


-花本のターン

-花本の二刀流攻撃


-右手の斬撃

-にゃお太1に15のダメージ

-0/15

-にゃお太1を倒した!


-左手の斬撃

-にゃお太2に15のダメージ

-0/15

-にゃお太2を倒した!


-アクセラレーターウォーターの効果!


-再び右手の斬撃

-にゃお太3に15のダメージ

-0/15

-にゃお太3を倒した!


-再び左手の斬撃

-にゃお太4に15のダメージ

-0/15

-にゃお太4を倒した!


「ひゃっはー!たまらんなこのアイテムは、魔法使いにでもなったみたいだ、このみなぎるパワー!すげー!」


「すごいすごい!山田さん!私にもなんかちょうだい!」


美沙子が興奮して、山田の(えり)をしめる


「いてててて!力が強すぎるよ!わかったから止めてください!」


「ごめんごめん」


「はぁはぁ…やれやれ。これまたかなりレアなアイテムなんですが、武闘家のあなたにはこれをあげます。バイマックスウォーター。攻撃力に二倍の補正がかかります」


「なんか熱くなってきた!どりゃああ!」


-谷川のターン

-谷川のフルコンタクトアタック!

-バイマックスウォーターの効果が上乗せ!


-右手の攻撃

-にゃお太5に24のダメージ

-0/15

-にゃお太5を倒した!


-左手の攻撃

-にゃお太6に24のダメージ

-0/15

-にゃお太6を倒した!


-ドロップキックで攻撃

-にゃお太7に36のダメージ

-0/15

-にゃお太7を倒した!


「き、気持ちいいー!」


「あの、私にもなにかありませんか?」


坂本が山田に問いかける


「うーん、魔法使いに役に立ちそうなのはないなあ」


「そうですか、残念です」


「大丈夫です。あなたは私が援護して差し上げます」


ナディアが菩薩の名を詠唱しはじめる


「光の者にも闇の者にも慈悲深き菩薩仏(ぼさつぶつ)、上行菩薩様。かのものにより強き魔の力を授けたまえ、エナジーフレア!」


-坂本の魔の力が一時的に向上した!

-行使する魔法が一段階上がる


「なぜか新しい魔法が使えそうです。ファイアが違う魔法になっているような感覚…燃え上がれ、ファイアーピラー!」


-火柱があたりを燃え上がらせる


-にゃお太8に26のダメージ

-0/15

-にゃお太8を倒した!


-にゃお太9に26のダメージ

-0/15

-にゃお太9を倒した!


-にゃお太10に26のダメージ

-0/15

-にゃお太10を倒した!


-にゃお太11に26のダメージ

-0/15

-にゃお太11を倒した!


-にゃお太12に26のダメージ

-0/14

-にゃお太12を倒した!


「我ながらすごい威力ですね」


-敵は全滅した!


宝箱が現れる


谷川はニコニコしている。

「にゃお太の宝箱はたいしたもんじゃないから、適当にあけちゃえ」


-レアリティ:コモン

-猫のまたたびを12個手にいれた!

-1200ゴールド手にいれた!

-経験値を1200ポイント手にいれた!


花本がにこやかに話し出す


「おいおいおい!俺たち最強じゃない?こんなにあっさり12匹のにゃお太を倒しちゃったぜ?あれ?あれあれあれ?まさか、リーダーは何もしてないとか?」


「安心しろ、まだEiSaiチケットはある」


祈志はそう言うと、はち太郎を召喚した


「おいっ!そんな強いモンスター召喚して大丈夫か?錬金術の薬は、今日はもう使えないぞ!」

山田が焦って口を出すが、もうすでにコマンドは実行済みだ。


-モンスターが出現

-はち太郎があらわれた!


「仲間を呼ばれる前にあのアイテム使わないと!」


谷川はマジックバックパックから、持ち物を急いで出そうとする。しかし、それを祈志は制止する。


「しし!なにすんの!?最悪死んじゃうような相手だよ!」


「大丈夫」


祈志はニヤリと笑っている


-はち太郎のターン

-はち太郎の遠吠え!

-はち太郎の仲間が二匹あらわれた!


-はち太郎Bがあらわれた!

-はち太郎Cがあらわれた!


「行こう、無辺行(むへんぎょう)。力を見せてやろう」


-祈志界請は菩薩(ぼさつ)の名を詠唱する

-黒い嵐が祈志界請を包み込む


-祈志界請のStorm Attack!

-風の力を得た

-ジャイアントキリングの一閃と

-巨大な嵐の刃が

-敵全体を攻撃する!


-はち太郎Aに54のダメージ!

-はち太郎Aに54のダメージ!

-はち太郎AのHP0/30

-はち太郎Aを倒した!


-はち太郎Bに54のダメージ!

-はち太郎Bに54のダメージ!

-はち太郎BのHP0/30

-はち太郎Bを倒した!


-はち太郎Cに54のダメージ!

-はち太郎Cに54のダメージ!

-はち太郎CのHP0/30

-はち太郎Cを倒した!


敵は(ちり)一つ残らなかった!


敵は全滅した!!


祈志はそっと宝箱を開けた。


-レアリティ:コモン

-犬の遊ぶ骨×3を手にいれた!

-450ゴールド手にいれた!

-経験値を450ポイント手にいれた!


「ええー、なんじゃそりゃー!」

花本は口をぽかんとあけている。


「草原の殺し屋を一撃で三匹も倒せるなんて。やるじゃんキシ!」

山田も賛辞を送る。


「おおー!!やるぅリーダー!」

谷川は体全体で喜びを(あらわ)している。


坂本はなぜか(ほほ)を染めている。


「これくらい、カイなら当然です」


ナディアは誇らしそうだ。


「と、言うわけで、最強のメンバーがそろったところで、今日はこれくらいにしとこうか。来週はクエストに挑戦しようと思うから、みんな油断せずにね?じゃあみんな、打ち上げに行くぞー」


~続く…かも


【今回の作者の頑張り内約】


-タバタ式ダイエット

-2セット8分

-EiSai★普通評価:5枚ゲット


-英語勉強

-30分

-EiSai★普通評価:5枚ゲット


-原付免許勉強

-30分

-EiSai★普通評価:5枚ゲット


-ユニバースギア

-夜1時間

-EiSai★チャージ

-ユニギアLv.アップ★10.30になりました



【Result】

-EiSai★超×2高評価:0枚

-EiSai★超高評価:0枚

-EiSai★高評価:9枚

-EiSai★普通評価:24枚

-EiSai★「work」普通評価6枚

-経験値3100ポイント

-ゲーム内通貨1425ゴールド

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