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心の呟き

曇華

ねぇ なんでそんなにくよくよしているの

もう終わった事じゃない


ほら 元気だしなよ

誰も気にしてないから


あら ちょっと考え過ぎじゃない

生きてればなんとでもなるから



そう思えれば楽だろうね

そうだと分かっていても身体が追いつかない

胃が痛む 背中も痛む

頭では分かっていても

醜い色は深くなる



ねぇ なんでそんなに割り切れるの

終わりなんてないの知らないの


ほら 周りを見てみなよ

色んな視線が気にならないの


あら 全然考えないのね

その自信はどこから沸いてくるの



そんな簡単に受け入れられないよ

そんなに簡単に忘れられるなんて寂しいよ

胃の痛みも 背中の痛みも

大切な感覚なんだよ

残酷な色は深みを増す



僕のメガネはよく曇る

何回拭いてもよく曇る

君の熱気で曇るのか

君の笑顔で曇るのか


何度も何度も曇ってしまう

その都度拭くのが楽しくて

その都度心が洗われる



醜い世界で 残酷な世界で


君の笑顔は美しく

いつも僕はメガネ越しに見てるよ




メガネを拭く度 美しくなる世界で




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― 新着の感想 ―
[一言] 【染み渡る】詩ですね。 心の奥底に訴えかけてくる。見えていて見えていないもの。世界、それは一つではない。 最後の一フレーズが心に刺さりました。痛くはありませんでしたが。 ※気にし…
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