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魔王様はハッピーエンドを望む  作者: あられうす
第一幕:魔王の現界 ~幼少期前編~
1/7

プロローグ

はじめまして、あられうすです。

以前書いて投稿したものを完全に書き直して新たに投稿しました。

以前書いていたものとは全く話の内容が変わっております。

今思い返してみると以前書いたものは本当に勢いだけで書いていたんだなぁとしみじみ思います。

にも拘らず評価をしてくださった方、本当にありがとうございます。


それではどうぞお楽しみください

宇宙に数々の星々があるように、世界にもまた数々の世界が存在する。


『地球』が存在するこの宇宙もまたひとつの世界だ。


そんな数多ある世界の一つに『エタニティアーク』という星がある。


『エタニティアーク』は『地球』と非常によく似ており、世界もまた青と緑が彩る美しい星だ。


ただ、『地球』とは外見こそ似てはいるものの世界の在り方が違っていた。



『エタニティアーク』には魔法が存在した。



大きく分けて『火』『水』『風』『土』『聖』『闇』そして『無』といった7つの属性を持つ魔法が存在する。


魔法の存在があったからこそ科学の進歩はしなかった。

魔法で大抵のことを賄えたからだ。

なにせ『エタニティアーク』には空気と同じように魔力マナが満ちていたのだから。


『エタニティアーク』の中心には世界樹という大きな大きな樹があった。

木々が光合成を行って二酸化炭素を酸素に換えるように、世界樹もまた負魔力を正魔力へと換える働きをしていた。

魔力マナは世界樹がある限りなくなることはない。


星に住む者は魔法を使い、生活を豊かにした。

星に住む者は魔法を使い、争いの武器とした。



『エタニティアーク』には数多の種族が存在した。



『人族』に始まり『獣人族』『長耳エルフ族』『ドワーフ族』そして『魔族』


『人族』は力も魔力も他の種族と比べても劣っていたが、しかし何より進歩する知恵と体があった。

『獣人族』は力はそこそこあったが、魔力がなかった。しかし何よりも早く動くことができた。

長耳エルフ族』は力はなかったが、魔力があった。しかし魔力を何よりうまく使えた。

『ドワーフ族』は力があったが、魔力をうまく使えなかった。しかし武具や道具を何よりうまく作れた。

『魔族』は力も魔力もあったが、しかし他の種族と良き関係を気づくことができなかった。


各種族は時に手を取り合い、新たな種族や文化を増やした。

各種族は時に争い、種族や文化を減らした。



『エタニティアーク』は二つの顔を持っていた。



『人族』『獣人族』『長耳エルフ族』『ドワーフ族』が主に暮らす表の世界『ヴァールハイト』

『魔族』が主に暮らす裏の世界『リューゲ』

表の顔と裏の顔、二つで一つの世界。

『エタニティアーク』が二つの側面を持つ理由は諸説あるが、代表的に上がるのは『魔族』を隔離するためにできたと伝えられる。




長い長い気の遠くなるような年月の間に様々なことが起こった。



-------------------------------------------------------------



『ヴァールハイト』の人族が多く暮らす大陸を一人の男が旅をしていた。


男はとある目的で今日もまた旅をしている。


辺りを見回せばすっかり日も暮れており、空を見上げれば青と赤の月と無数の星の大海が大地を照らし、心地よい虫たちの音楽が耳に聞こえてくる。

野営にて夕食で腹を満たし、寝支度を済ませ、さぁ寝るぞというところであった。

男には道中、旅を共にすることとなった一人の少女がいるのだが、少女が寝る前に「何かお話をしてくれ」とせがまれた。

寝る間際のひょんなお願いだった。


かつて『魔族』の王であった魔王アスモデウスが勇者一行に討伐されてから数年。

世界に平穏が訪れた。


平穏とは言ってもまだまだ曽ての戦いの爪あとは残ってはいるが、男が少女を連れて旅に出ていられるぐらいには平穏であった。

今二人が野営をしているのは街から街へと続く街道の脇。

魔物除け対策もしてある上、夜盗の類が現れても対処出来るだけの力を男は持っていた。


それはさて置き、少女からの願いで話をしてくれとせがまれたわけであるが、なんの話をするべきかと男は思った。

男はこの世界『エタニティアーク』とは違う異世界『地球』から来た異邦者である。


地球でよくある昔話でも語るかと思った。

しかしながら生憎、男はその昔話を語るには少々無理があることに気づいた。

男は少し複雑な家庭の事情で幼少期はそのような話を聞く機会に恵まれなかった。


仮に『桃太郎』を題材に話をしたとしよう。

桃から生まれた桃太郎という主人公がいて人々に害なす鬼を退治すべく犬、猿、雉を仲間にして鬼退治に行くといった概要はわかるが、中身がてんでわからなかった。

ましてや他の昔話でもそれは同じであった。

『金太郎』『浦島太郎』『かぐや姫』なども登場人物と話の結末はわかるが、中身がさっぱりわからない。

男はうーんと唸り、少女に苦笑した。

男が苦笑した意味が分からず、少女はキョトンとした顔をしている。


こんなことなら・・・と男の無二の親友であり、自身の恩人でも一人の青年のことを思った。

男が困ったとき、辛い時、悩んでいる時に必ず手を差し伸べてくれるそんな親友だ。

彼は自身が知らないことをなんでも知っていて、何でもうまく出来た。

彼だったらこんな時、どんな話をするのだろうかと考えた。

多分、彼なら先ほどの『桃太郎』の話であっても事細かに面白おかしく話をするのだろうと容易に想像できた。

ほかの昔話であってもそれもまた然りだろう。


親友のことを思い出し、男はふと、この話ならどうだろうという『昔話』を思い出した。

この『昔話』なら男も事細かに話せるのではないかと思った。

現にその『昔話』は『エタニティアーク』で実際にあった話。



―――さて、じゃあ話すとしますか。



男はコホンとひとつ咳払いをして、思い出すように静かに語りだした。



-------------------------------------------------------------



昔々、そうだな・・・。今から1000年くらい昔の話だ。

アスモデウスの前にアモンって魔王がいたんだが・・・聞いたことあるか?


―――少女は知らないと首を横に振った。


あー・・・そうか、ないか。

まあ、アモンってのが魔王だったのはほんの僅かな期間だったから知らないのも無理はないかもしれないな。

で、その魔王なんだが、どんな魔王だったと思う?

魔王っつったらあれだ。

アスモデウスみたいに世界を自分のものにしようとしたりとか、人族や他の種族、はたまた世界に悪さをするって印象があるだろう?

だけどアモンって魔王は違ったんだ。

すんごく変わった魔王だったんだ。

どう変わってるかっていうと・・・っと、その前に一つ説明しなきゃいけねぇな。


確認させてもらうが、何故一部を除く魔族や魔物が他種族といい関係を築けてないのかわかるか?

まあ、そういうもんだって言ったらそれまでなんだがな。

『魔族』には『魔族』内において、力や魔力にひどい偏りがあるんだ。

力と魔力を兼ね揃えた者もいれば、力だけに偏った者、魔力だけに偏った者、そして力も魔力も兼ね揃えていない者がいたんだ。

力も魔力も兼ね揃えていない者っつーのは例に上げるとスライムだな。

で、力だけに偏った者っつーのはオークとかオーガのことだな。

魔力だけに偏った者はリッチみたいなやつのことだ。物理的な攻撃よか魔法ばっか使ってくるやつな。


ちなみにこいつらは『魔物』って扱いになるな。

力をどっちも持ってなかったり、どっちかに力を偏って持ってるヤツ。

他にもゴーストやゾンビなんかもどっちかといえば魔力寄りになるんだが、元が何かしらの魂や死骸に魔力がついて出来ちまうヤツだからなぁ。

アンデッドって部類になるがこいつらも『魔物』って扱いになる。


で、最後に力と魔力を兼ね揃えた者ってのが『魔王』を筆頭に『魔人』やデーモンみたいな『上位魔族』のことを指すんだ。

力も魔力もあるしおまけに知恵もある魔族のこったな。


話を戻すぞ?

『魔族』の中に力の偏りがあったからこそ『魔族』の中では淘汰されることが常だったんだ。

争いなんか魔族の中じゃ日常茶飯事で我こそは最強!ってな具合でな。

力を持たない魔族からしたらたまったもんじゃないわな。

周りを見れば『上位魔族』どころか『魔王』なろうとするヤツまでいやがる。

巻き込まれたらたまったもんじゃねぇ。

それが魔族の社会だったんだが・・・そんな時一人の魔族が頭角を現した。


それが『アモン』だ。


『アモン』はちょいと変わった魔族でな。

もともとは力を持たない弱い下級魔族だったんだが、一つ他の魔族では見ない特殊な能力を持っていた。

磨けば磨くほど伸びる能力、人族が持つ『進歩する能力』を持ってたんだ。

コツコツと地道に自身の能力を高め、魔王にまで伸し上がった。

スゲェよな。元々の個体が持つ能力以上の力を上回る力を身につけて周りの魔族に有無を言わさない実力を持っちまったんだから。

挙げ句の果てには当時、魔王候補に挙がってた魔族も片っ端から倒しちまうほど強かった。


アモンが人族の持つ能力を持ってるってだけでも変わってるが、それだけじゃあなかった。

何を思ったか、アモンは魔族の社会から争いを無くし、他種族との交流を深めようとした。

全種族が安心して暮らせる世界を作ろうと目指した。

コツコツと他種族との交流を200年もの時を重ねて、他種族に魔族を受け入れてもらうための努力をしたんだ。


だが、それを善しとしなかった魔族がいた・・・アスモデウスだ。

魔王候補の一人だったアスモデウスはアモンに倒された後、一時はアモンの配下となって従順にアモンの指示に従っていた。

しかしそれは後々、アモンを魔王の座から蹴落とそうとする目論見があったため。

アスモデウスはアモンの目指すことに賛同できなかったのだ。


そこでアスモデウスは嘗ての魔王候補を自身の味方に引き入れようとした。

しかし他の魔王候補であった『バアル』『ガアプ』『オロバス』は皆アモンを支持し、アモンの配下になっており、自身の味方にするには難しいと考えた。

なのでアスモデウスは他種族を味方につけることにしたんだ。

アモンに気づかれぬよう、長い時間をかけて少しずつ、水面下で配下の魔族を嗾け他種族を唆し、世界を混乱に陥れた。


アスモデウスの計画は長い時間をかけて成された。

『世界の混乱はアモンが招いたもの』として、勇者率いる他種族の軍勢がアモンの討伐に向かった。


アモンが世界の混乱に気づいたときには全てが遅すぎた。

既に手の付けられないほどに手遅れだった。

まさか自身に忠実に従っていたアスモデウスが何故だと。

アモンは配下を信頼しすぎた。

魔王にも拘らず、魔族であることにも拘らず、優しすぎた。

アモンは自身の配下に『逃げろ』と言った。

だが、アモンの配下達は皆が皆アモンを守ると立ち上がった。


アモンの軍勢と勇者率いる他種族の軍勢の戦争が始まった。

力も魔力も両方兼ね揃えたアモンの軍勢だったが、勇者率いる軍勢は圧倒的に数が優っていた。

アモンの軍勢は徐々に数を減らし、『ガアプ』が倒された。

次に『オロバス』そして『バアル』も倒された。

勇者率いる軍勢も多大な犠牲を出した。


そして最後にはアモンの軍勢はアモンただ一人となった。

アモンは心を痛めた。

魔族の社会から争いをなくすために力を手に入れた。

自身を慕ってくれる配下のために最善を尽くしたつもりだった。

だが周りを見ればどうだ。

自身の配下は自身を守ろうと傷付き、倒された。


目の前には自身を滅ぼそうとする勇者率いる他種族の軍勢が一面に広がっていた。

アモンは戦った。

自身のために徐々に数を減らす配下を目の当たりにし他種族へと怒りをぶつけた。

地は弾け飛び、炎が埋め尽くし、雷は轟き、凍てつく吹雪が舞い、勇者たちを襲った。

アモン一人で丘一面に広がる他種族の軍勢は大いに数を減らした。


7日7晩に続く壮絶な戦いだったそうだ。

しかし1対大多数の戦いは終焉を迎えることとなる。

恐ろしいほどの力と無限にも思われる魔力を持ったアモンだったが、勇者率いる軍勢の猛攻により徐々に傷つき、倒れた。


決め手はアモンの胸に深々と突き刺さる光り輝く白銀の剣。

勇者の持ちうる最大の力を持ってアモンを打ち倒した。


勇者はアモンに問うた。何か言い残すことはないかと。

勇者の問いにアモンは少し逡巡して答えた。



―――今更何を言う必要がある。

―――我は魔王としての最善を尽くそうとした。

―――勇者よ、我は何を間違えたのだろうな。



アモンの問いに勇者は何も答えなかった。

ただ自身の体を震わせるだけだった。

勇者は剣に力を込めた。

すると勇者の体が青白く発光し、その光はアモンを包んでいく。

アモンは自身の力が徐々に溶け出していくような感覚に見舞われた。


やがて手も足も動かなくなったアモンはせめて自身が消える間際、何か最後に出来ることはないかと考えた。

アスモデウスの存在だけは何とかしなくてはならない。

アモンは勇者に再び問いかけた。



―――アスモデウスはどこにいる。



勇者は何も答えなかったが、勇者の背後、他種族の軍勢に紛れてアスモデウスは佇んでいた。

アスモデウスは目深なフードを被り、ローブで身を包み、魔術師の姿をしていた。

巧妙に人の姿に偽装しているのだろうが、アモンの目からは一目でわかった。

フードの影に自身の最後をほくそ笑んでいる顔が映った。



―――アスモデウス、お前の好きにはさせない。



そう一言呟くとともにアモンの魔力が膨れ上がった。

アモンを中心にアモンの魔力が広がり、やがて世界を覆い尽くした。

アモンの意図が分からず、慌てて勇者は力を込めたが、アモンの魔力を抑えられない。



―――勇者よ、心配せずとも良い・・・我が責任をもって魔族を連れて行く、ただそれだけのことよ。



アモンの一言と同時に世界が二つにブレた。

アモンは自身の持ちうる殆どの魔力を解放し、世界を2つに分けた。

『リューゲ』が誕生した瞬間だ。

力を持つ魔族を『リューゲ』へと転移させたのだ。


この時の争いで死傷した魔族は戦場のいたるところにその身を晒していたが、スっと姿を消した。

もちろんアスモデウスの姿も掻き消えた。

アモンはアスモデウスの姿が消えたのを確認するとアモンの姿がうっすらとしたものとなり、やがて光の粒子となって消滅した。



こうしてアモンとの戦争は勇者率いる軍勢の勝利に終わった。



-------------------------------------------------------------



―――とまあ、こんな話なんだがどうだろうか?



すっかり話すことに夢中になっていたことに気づいた男は苦笑しながら少女に問うた。

夢中になって話していたが故、うまく話を出来たかどうかが気になったためだった。


少女は何やら釈然としない顔をしていた。

それは話の内容なのか自身の説明が下手くそだったからなのかはわからないが。


ちなみに最後に勇者が更なる力を込めたのが影響して力の弱い魔族は『ヴァールハイト』に残された。

勇者の力がフィルター・・・濾し器になってしまったため、今でも『ヴァールハイト』に魔族が残ったと補足を加えた。


少女は今回の話を聞いた上で湧いた疑問を男に質問をした。



『そもそも男が1000年もの昔の話をなぜ知っているのか、どこで知ったのか』

『アモン側の魔族は全ていなくなってしまったのか』

『リューゲに隔離されたアスモデウスは都合800年もの間どうしてたのか』

『勇者はどのように、どうして、どこから現れたのか』

『その後勇者を含むヴァールハイトの住人はどうなったのか』

『数年前の戦争、800年もの間アモンの力によって隔離されたリューゲから再び現れたアスモデウスの軍勢が討伐されるまでに今がどう繋がるのか』



結構な質問攻めにあったが、お茶を濁しつつ後々少しずつ話してやると言って頭を撫でてやった。

少女は渋々「わかった」と言い、スヤスヤと眠りについた。


男はため息を吐きつつ夜空を見上げた。

考えているのは先ほど少女に話したお話の中で『語らなかった内容』の一部。

正直、どう伝えたらいいのか分からず、結構な量を端折った。

説明下手な自分が話の内容を事細かに話していたら夜が明けそうだったからだ。


アモンが他種族との交流を深めて魔族の暮らしをより良いものにするという目的は終ぞ叶わなかった。

しかし魔族と他種族との争いで、当時お互い更なる被害を増やすことだけは防ぐことはできた。


アモンの最後の手段である『世界を分けた』ことは正解だったのか。

結果として、都合800年もの間『ヴァールハイト』と『リューゲ』との交流を遮断することには成功した。

思うに、アモンとしては一つの命綱に託したのではないかと思う節がないこともない。


アスモデウスの目論見はアモンを魔王の座から蹴落すことだった。

結果としてアモンが消滅したことにより『リューゲ』の頂点に君臨することが叶った。

アスモデウスの目論見は見事成功したと言えよう。


しかし魔王候補であったバアル、ガアプ、オロバスも倒されてしまったが、アモン側には一つの希望があった。

魔王候補に名こそ連ねなかったが、アモンに次ぐ実力を持った魔族・・・『アスタロト』の存在だ。


数年前の戦争でアスモデウスが『ヴァールハイト』に再び現れたことを考えると『アスタロト』は倒されてしまったのだろう。

実力だけ見れば『アスタロト』は当時、アスモデウスを凌駕していたはず。

なのにアスモデウスが『アスタロト』を倒し得る力をどのようにして手に入れたのかがいまいちわからない。

アスモデウスが力を急激に付ける方法はひとつ推測できなくもないが・・・。


どちらにせよ結果としてアモンの世界を二分したことは良かったのか悪かったのか。

数年前のアスモデウスとの戦争の際の被害が結構なものだったために思ったことだ。

ただ、男自身の身内だけを見れば意外と丸く収まっているのではないかと思い、苦笑しつつ男は一言呟いた。



「考えてやったことなのかわからんけど・・・やっぱあの人はスゲェや」



その一言は『ヴァールハイト』夜に静かに消えていった。



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少女には語らなかったが魔王アモンが消滅する間際に残した男の好きな言葉がある。

それは魔王アモンが常日頃からいつも口癖のように言っていた言葉。



「何故、魔族はいつも、どの時代も『悪』にならなければならない」―――と。



「我が魔族を受け入れられる世を作る」―――と。



「我は幸せな未来ハッピーエンドを望む」―――と。


プロローグが出来たので早速アップしました。

正直、自分でも意味不明と思うほどの長文且つ内容なのは重々承知です。

このプロローグの中だけで多数のフラグを散りばめました。

自分自身これってプロローグ?それともフラグ撒き散らしただけの長文なんじゃ?と思ってるくらいです。

でもこプロローグ(?)を書かないことには自分はこの先のお話を書いていく手段を思いつきませんでした。

申し訳ないです・・・。


それはさて置き、このお話『魔王様はハッピーエンドを望む』は全部で計4章の構成になっています。

で、話を進める上でこの「最初のプロローグ」に散りばめた多数のフラグを回収していきます。


このお話の次である1章の1話からは「あらすじ」にありますように魔王アモンが地球の現代日本に出現するお話からのスタートとなります。

とはいうものの話の構成を考えていて1章自体でかなり長いお話になるかと思います。

飽きられたら飽きられたでしょうがないとは思いますが、できれば最後までお付き合いいただければ幸いに思います。


前の活動報告にも書きましたが、筆者は自分でもびっくりするほどのガラスハートです。


心が折れて続きの話を全く書けなくなったことが以前、別サイトに投稿した作品でありました。


なので誤字脱字、矛盾等や「これイミフよ?」という指摘は大歓迎ですが、なるたけオブラートに包みまくっていただければ幸いです。

自分としましてもなるべく面白いお話にしたいと思っていますが、あくまで素人のお話だということは念頭に置いてください。



それでは何卒宜しくお願いいたします。


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