表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/15

釣り

数ある作品の中から拙作をお選びくださり、ありがとうございますo(*⌒―⌒*)o

お待たせ致しました!

今回、前回と繋がっていないように感じると思われるでしょうが、きちんと繋がる予定ですm(_ _)m




 錦秋も過ぎ、山枯れる頃合いで海に出た。


 港も無いのに天然の埠頭のような場所があって、釣りにはもってこいの地形である。ただ人工物ではないので、岩が不規則に頭を出していたりもする。でも問題なのは見えている物より隠れている岩なのよ。根掛かりで回収できず、泣く泣く釣糸を切った過去とか、ほぼ自給自足には苦いお勉強だったわ。


 これくらいの寒い季節になると、お魚の身も締まってくる。且つ脂ものって、大小関係なく釣果が楽しみ。


 さて、苦いお勉強を糧に、釣り針と疑似餌は魔力で練った物を利用している。

 私は普段から身を守る結界を使用していたりするので、術の常時使用は割りと何とかなる。但し外では結界優先なので、使えるのは単純な技を一つか二つ程度だけれど。釣り針はともかく、疑似餌はなかなかに難度が高い。だから時々、結界が疎かになったりしてしまう。気を付けないと。だから結界の方の難易度を下げたりもしている。釣糸を垂らす前なら暖房付きの結界だったのだが、その暖房を切る。心身の防御に搾るので、身体の芯まで冷える寒さに包まれる。ガッツリ寒さ対策して来て正解だった!




 さて、それはそれとして、海面には箱河豚が風船のようにプカプカ。釣糸垂らした時には居なかったのに。……しかも、何だかだんだん増えてきてませんか?

 増えてるよ!

 なんかそこら中が箱河豚だらけだよ!

 日本の小さな箱河豚と違って、風船並みにデカイから、めっちゃ邪魔!

 デカイのに可食部分が無いって特徴だけは日本の箱河豚と同じ……。

 ……仕方ない。河岸を変えよう。




 次なる場所は……あれ? さっきより水深が浅いのかな? 底に着いたみたいな手応えだったけど。

 あ、何かが引っ掛かった。糸を上げる。大した抵抗は無いけど、何かは掛かってる。ゴミとかだったら、嫌だな……。

 ある意味、お化けだ。

 ヒトデ。

 裏返すと触手がウゴウゴ気持ち悪い。

 ポイっとリリーフ。

 さて次は……またヒトデ……その次も、延々ヒトデ。

 せっかく海まで来たんだから、帰る前に移動しよう。




 たまに小さな蟹が釣れるが、海から上がった途端、ポチャンと落ちて海に帰る。延々これの繰り返し。

 今回は日が悪い。諦めよう。


 その日は岩海苔を採取して引き上げました、とさ。






「という次第で、岩海苔の御用意もございます」


 私が案内を申し上げると、「にゃ~」とのお返事がいただけたのでした。








今回の投稿の前に、短編をupしました。

「今やテンプレ(雛型)」で検索をお願いしますm(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ