表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
傷だらけのGOD 極神島の秘密 怒りのサバイバル!  作者: 吉田真一
第24章 GARDEN
121/256

第6話 策略

約二十人の傭兵はそれを合図に銃を投げ捨て、エマの周りを魔法陣のごとく取り囲む。


しかしエマは表情一つ変えず、余裕の構えを見せた。素手で私を捕まえるだと?......全く懲りない奴らだ。なぎ倒してやる!


そして最初の傭兵がエマに飛び掛かった正にその時だった。突如後方から強い殺気が走る! えっ、何?! エマは背筋に戦慄が走ると共に、殺気が漲る後方に振り返った。


振り向き様にエマの目に映ったもの......それは中世の服を纏った複数の男達が、今にもエマに飛び掛かるその姿だった。


しまった! 剥製に紛れていたのか!


時すでに遅し......エマが身構える間も無く、男達は次々とエマに襲い掛かった。そこへ正面から襲い掛かって来た兵も加わり、エマは何も抵抗出来ないまま、瞬時に押さえつけられてしまった。


さすがのエマもこうなってしまうと、男の力には敵わない。やがてエマは力ずくで羽交い絞めにされ、うつ伏せのまま地面に押さえつけた。エマの体はピクリとも動かない。それは正に一瞬の出来事。決着はあっさりとついてしまった。


挿絵(By みてみん)


コツ、コツ、コツ......やがて足音が近づいて来る。エマの視界に、男の靴のつま先が目に入った。


「どうだ気分は? まさか傭兵が剥製に紛れ込んでるとは思わなかっただろう。我々も馬鹿じゃない。まともにお前を素手で生け捕れる何て思ってないよ。ハッ、ハッ、ハッ。よしやれ!」


「ハッ!」


厳七は即座に胸ポケットから注射器を取り出し、エマの右肩に注射した。見る見るうちに意識は遠のいていく。それに比例するかのように体の力も抜けていく。


今度こそ本当に終わりかもな......エマは薄れていく意識の中で呟いた。


程なくエマの抵抗力はその全てが失われた。すると傭兵達は一気にエマを縛り上げ、同時に玲奈も春子も縛り上げていく。


「よし運べ」


厳七は完全に意識を失ったエマを傭兵達に担ぎこませGARDENの外へと連れ出して行った。続いて玲奈と春子もGARDENを後にしていく。


『CLEOPATRA E.H』と刻まれた台座は、いずれこの上に立つであろう女性を待ちわびるかのように、怪しい光を反射させていた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ