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独り苦しむ貴方へ  作者: 桐生桜嘉
*プロローグ*
2/7

アナタは、誰? 


あの日見つけた少女は


笑うことを知らなかった。


笑うことなく、ただ一点を見つめ続けていた。




あの日見つけた少女は


泣くことを知らなかった。


目をさまよわせ、ただ笑い続けていた。



この“正反対”な二人の少女は“同じ”だった。




その目には何も写していなかった。


本当の喜びを忘れていた。




無でいることでしか──


笑うことでしか──




“感情をくすことでしか”──




──自分の守り方を知らなかった。









「ああ……そうか……」



私は気づく。


この二人の少女は同一人物であることを。


そして……



「──“私”だ」



そして、その“一人”の少女が──




──“自分自身”であることを。







『──やっと、気づいてくれた』













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