表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/8

第六話「愉快なクラス2」




「ウチは大久保 妃那や。よろしゅうな」


私は彼女を見て思った

テラフ○ーマーズの西さんみたいな髪型だな、と

深い意味はない


「ウチも趣味とか言うたほうがええかな。特技は金儲け、趣味は金儲け、好きなことは有り金の勘定や。仲良うしてや」


わかりやすい守銭奴か

Gクラスにいるんだからとんでもないことしたんだろうな……


「それと先生はいつまで黒板のほう向いとるつもりなんです?」


言ったー!

俯いてた人達の顔から汗が引いていく

ツッコミ属性の方々の安寧は保たれた……


「え?あ!ごごごめんねぇ先生気付かなかったよぉ」


あの慌てぶりわざとじゃない

アホやな

わざとなら殴……いや、そんなに気にしてないけど


心なしか晴れやかな顔になった大久保の次は小太刀で弾丸弾いてた深い緋色セミロングのメイドさん


「九鬼 裕子です」


目を伏せ一礼し着席


「えぇと、それだけかなぁ?趣味とかぁアピールしたいことはありませんかぁ?」


「ありません」


表情も声音も変えず切り捨てるメイド

うぅ、と唸って引き下がる教師


「もう!裕子ちゃんってばシャイなんだから!裕子ちゃんの分まで千早ちゃんが紹介してあげる!」


メイドもとい九鬼と同じ色のサイドテールをした割烹着が立ち上がり後ろからメイドに抱き着く


「はろはろ、斎藤 千早です。特技は料理、趣味は悪戯、好きな子は幼馴染みの裕子ちゃんです!服装も趣味で本職じゃないんでよろしくお願いしますねー!」


キャピと効果音が付きそうポーズを決める斎藤

牙突とかしてくるのかな?


「次は我だな!」


割烹着もとい斎藤が紹介を一端区切ると終わったものだと思ったのか次の列の先頭の子が立った

そのちびっこはゴシックロリータ風に制服を改造していた

焦茶のふわふわのロングの髪に栗色の目、もう片目は赤色でおそらくはカラーコンタクトだろう

制服は大きいのかぶかぶかでMO・E・SO・DEというやつになっていた

なによりもアホ毛が印象的だった


「まだ彼女自慢したかったんですけど……仕方ないですね」


と呟いて割烹着はしぶしぶ席に着いた……彼女って?


「ククク、我のことは終焉世界の災厄ワールドエンドディザスターと呼んでもらおうか!」


痛ぁー!中二病痛ぁー!見た目からなんとなく察していたけどいざ耳にすると痛ぁー!

でも、可愛らしい

立花さんには遠く及ばないけどね

痛い発言をすると大方場が白けたり、居たたまれない空気が蔓延したり、嘲笑が聴こえてくるものだがGクラスの教室にはほんわかとしたゆっるい空気が流れていた

この萌え袖っ娘がいるだけで戦争なくなるんじゃないだろう?それは流石に言い過ぎだけれども私はぶかぶかな袖が大好きです!

幼女は昔の妹以外ノーサンキューで範囲外なのだけれど、このならばついつい飼ってもいいかもしれないと思ってしまうわ危ない危ない


「フハハハ!我に恐れをなして声も出せぬか!」


いえ、ほんわかしすぎて何も言えないだけです

この娘がGクラスにいるのは馬鹿な可愛いさ故だろう……たぶん

腰に手を当てて可愛らしく高笑いする幼女もどきの頭を文庫本が叩く


「あ、痛っ」


「忠告よ。人との付き合いは始めが肝心なものよ。ここでちゃんと名乗っておかないと名前さえ覚えてもらえないわよ」


叩かれた頭を擦って涙目の幼女に忠告するのは適当に伸ばしてる感のある長い黒髪の美少女だ


「嘆息ね。貴女にまともな言葉が選べそうもないし斎藤さんと同じように私が貴女も紹介しておくわ。その後、友達が出来るかは貴女次第だけれどね」


透き通る声の美少女は幼女を座らせ腕を組み言葉を紡ぎ始めた


「紹介よ。私は伊東 昴よ。前の残念な子は正木 一三。彼女は頭が少々おかしいのだけれど仲良くしてあげて。出来れば私の読書の邪魔にならないようにしてくれるとありがたいわ」


中二幼女に毒吐いてないかな?

それと然り気無く自分には近寄るなと言ってる気がする

紹介はこれで終わりのようで伊東は文庫本を黙々と読み出した

萌え袖っ娘が何か文句を言っているが無視している


次はクマの着ぐるみの番だ

一体、どんな奴なのか

着ぐるみは立ち上がり壇上まで歩いていった

先生は急に歩きだした着ぐるみにビクゥと肩を震わせ驚いていた

そして着ぐるみはチョークを左手に持ち黒板に文字を書き出す

……着ぐるみでチョーク持ってる器用なのね


『筒井 睡蓮と言います

僕は訳あってクマの着ぐるみを着ていますが気にしないでください

声も同じ理由で出せません

こんな僕でも仲良くしてくださいね』


筒井さんは私のほうを向きペコリとお辞儀をし席に戻った

別に言うことないね


気だるそうに立つのはさっきほど銃を撃っていた淡藤色の髪を橙色のシュシュで纏めポニーテールにしているガンナーさん



「秋月 沙希」


それだけ言い座り目を閉じた

早っ!短っ!名前しか言わなかったよ!


「お姉さんは三好 朱璃よ。よろしく」


あ、もう次の人立ってたよ

次の人は身長が高かった

190cmくらいありそうだ

長い赤銅色の髪に細目で穏やかそうな人だ


「趣味はお裁縫で、特技は料理かな。好きな子は今はいないわ」


普通だった

見た目も言ってることも多少背が高いというだけで超普通の人だった





読んでいただきありがとうございます!




魔鬼菜「魔鬼菜と」


愛香「愛香の」


二人「「裏劇場コーナー」」


魔鬼菜「登場人物を一気に出すのは面倒でモチベーションが上がらないナウ」


愛華「で、でも、あと少しですよ」


魔鬼菜「あと少しって何人だっけ?七人くらい?」


愛華「たぶん、それくらいだと思います」


魔鬼菜「そのうちの二人がね。微妙にキャラ決まってないんだよね。どんな喋り方とか」


愛華「だ、大丈夫です!片方は大体決まってるじゃないですか」


魔鬼菜「逆に言えば片方は全く定まってすら」


愛華「この話はここまでにしておきましょう!それより今回出てきた方々についてどうでしょう?」


魔鬼菜「今回のね……八人くらいいなかったっけ?」


愛華「少し、多いですね」


魔鬼菜「Gクラス全員分のキャラ設定作ってるから投稿が遅れるんでしょね……」


愛華「Gクラスの次はAクラスの方々全員分作り始めたようですよ?」


魔鬼菜「もう、なにも言うまい」


愛華「そんな遠い目しなくても……」


魔鬼菜「そうそう、守銭奴の髪型が西さんって言ってもわからない人がいるだろうからわかりやすく言うね」


愛華「急に切り替えましたね」


魔鬼菜「パイナップルヘアーです」


愛華「…………。言われてみればそう見えますね」


魔鬼菜「わかってると思うけど、最初から裕子×千早、一三×昴が出来上がっています」


愛華「×って何ですか?」


魔鬼菜「立花さんは知らなくていいことよ」





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ