イロナの空、UFOの薄来
北海道札幌市中央区、すすきのと呼ばれる繁華街の路地裏で男は女の子を見つけた。男はくたびれた新聞記者の中年で、夜明けまでの飲み付き合いから釈放されて帰宅している途中であった。深夜の終わり又は早朝という時間で眠たいはずの彼の眼(まなこ)だったが、しかしその路地裏に座り込んでいるの女の子を見るや否やその目が一瞬にして開く!なんとその目が虹色に光り輝いているではないか。男はネタになりそうだと思い名刺を取り出してすぐさま声を掛ける。聞くに彼女には名前がないと言う。面倒だが不便なので適当に「色内」と仮名をつけた。ファミレスに連れ込んで話を聞き始めると、彼女は超能力が使える宇宙人ではないかという疑惑が出てきた。え、宇宙人?
夜明けの薄野にUFOが忽然と現れ、特派員恵山隊員の腕が試される日常に舞い込んできた非日常。恵山ではない恵山だ。ゼロ年代風味SF短編の枠には収まらない物語を、ここに。
夜明けの薄野にUFOが忽然と現れ、特派員恵山隊員の腕が試される日常に舞い込んできた非日常。恵山ではない恵山だ。ゼロ年代風味SF短編の枠には収まらない物語を、ここに。
HOWEVER UFO
2025/08/03 22:52