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26話:俺はこの世界で生きていく

「うん、それなら良かったよ。あ、そうだ! それと身だしなみもちゃんとする事! ボサボサヘアの姉さんとか、ヨレヨレ服の姉さんとかはカッコ悪いからね。姉さんは凄い美人なんだからそういう恰好をしてるのは勿体ないよ?」

「……って、え? ふえぇっ!? び、美人!? わ、私が美人? ほ、本当に? ハル君」

「あはは、そんなの本当に決まってるでしょ。何で俺が姉さんに嘘つかなきゃいけないの?」

「う……あ、そ、そっかそっか……私が美人か……ふ、ふへへ……」


 俺がそんな事を言っていくと姉さんは顔を赤くしたまま凄く嬉しそうに笑っていった。


「え、えっと、ね、姉さん、大丈夫? 何かずっとニヤニヤと笑ってるけど?」

「ふへへ……って、えっ!? あ、う、うん、大丈夫だよ! あ、ありがと、ハル君。これからはハル君のためにももっと自分の事に気をかけて生きていく事にするよ」

「うん、それなら良かった。あ、それとさ、俺は姉さんとまずは友達になった訳だけど……俺にとって姉さんはこれからも大好きな姉さんには変わりないからね。だからこれからはしんどい時はいつでも俺に言ってよ? 俺は姉さんが辛そうにしてるのを見るのは凄く嫌なんだからさ」

「あ……ハ、ハル君……」

「だから俺は姉さんの愚痴とかいつでも聞くし、遊びに行くのも付き合うし、ご飯だっていつでも作るからね。という事でこれからはいつでも俺を頼ってよ? 俺はいつだって姉さんの味方だからね!」

「……うん、ありがとう、ハル君……私、そう言ってくれる人がこんなにも近くにいてくれて……本当に良かったよ。だからその……改めてになるけど……これからもずっとよろしくね、ハル君……」

「うん、こちらこそだよ。これからもずっとよろしくね、姉さん」


 そう言って俺達はお互いに微笑み合っていった。久々に姉さんの優しい笑みを見れて本当に良かったな。


 という事でこうして俺は鳴海姉さんと将来結婚するのを前提に友達になる事が出来たのであった。


 まぁ姉の存在から友達に変わったというのは昇格してるのか降格してるのかよくわからないけど……まぁでも姉の存在のままだったらお付き合いに発展する事もなかっただろうし、一歩前進はしてるって事でいっか。


(うん、それにやっぱり……姉さんは辛い表情なんかより笑顔を浮かべてくれる方がずっと良いよな)


 やっぱり仲の良い人が傷ついてたり、悲しんでたりする表情とかなんて見たくないよな。やっぱり仲が良い人達には幸せな表情をして過ごしていって貰いたいよ。


 だからこそ鳴海姉さんの優しい笑みがようやく見れて俺は凄く嬉しい気持ちになっていった。


(あ、だけど……そういえば……)


 その時に俺はとある事を思い出してた。俺にはこの貞操逆転世界で仲の良い三人の女の子がいる。同級生の天城さん、後輩の綾瀬、白ギャルの霧崎先輩。皆何処か辛そうな表情を浮かべたり、悲しそうな表情を浮かべてる時が多々あった。


(そうだよな……せっかくなら仲良くなった彼女達にもずっと笑っていて欲しいよな)


 俺はそんな事も思っていった。この貞操逆転世界で新しく仲良くなっていったからこそ、俺はそんな彼女達にも幸せに過ごしていって貰いたいと思ったんだ。


 ここは貞操逆転世界だし“男”な俺だからこそ出来る手伝いとかもあるだろうし、これから何か困った事があればいつでも助けてあげていきたいな。


(まぁあとは……俺自身もこの貞操逆転世界を楽しんでいかないとだな!)


 色々と大変な目とか辛そうな目に遭ってる友達も多そうなんだけど、そもそも俺だって急に異世界転移をしてしまって困っている身ではある。


 だから俺も天城さん達と同じく困っている状況ではあるんだけど、でも異世界転移をした事はしょうがないと割り切った方が人生は楽しいもんだよな。こういう時はくよくよと悩んだって仕方ないし楽観的に生きていく方が良いもんだよな。


 よし、という事でそれじゃあ改めて……この貞操逆転世界で思いっきり楽しく生きていくぞ!


【第一章:貞操逆転世界になってる編 完】

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