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523.何か

ヴァーミリオン視点となります。



「………つくづく面倒だな」

「言ってる場合ですか」


煙が晴れ、見えるのは傷を再生していく皇女。


「龍神の再生能力……だけじゃないですね」

「これ魔術使っても無理だろ」


まぁ、ミカエルがそう言うのも分かる。二人の魔術で傷は付いたが、遅いながら回復してる。


「どうしますか」

「このまま続けて持久戦ってのも無理だからな…」


今の時代、魔術と言っても昔とはレベルが違う。無駄に魔力使うだけになるからな。


「………」


本来、こういうときに攻撃を受ければしてきた奴らを攻撃する。のに、なんで攻撃しない?


何か探してるのか?


「……!! 動いた!」


向かってる先は……建物かよ!


「っ!?」


傷などどうでも良いと言わんばかりに身体を建物に当て、壁を壊した皇女。瓦礫などで今は身動きできてないが、動けるようになったら建物を壊して進んでいく。


「急いで皇女拘束しろ!」


拘束程度なら誰でもできる。魔法で鎖を形成。止めはできてるが、時間の問題だな。


「そんなに近付くと!」

「問題ない」


皇女に触れた方が何を狙ってるのか分かる。


精神干渉系の魔法はできはするが、そこまで得意じゃない。だから細かいのを読み取るには対象に触れないといけない。


「………っ」


下の戦争の原因作った奴らか。殺したいってのが伝わってくるが、殺させたらそれこそもう戻れない。


「ルシファーはこのまま皇女拘束!」

「分かりました」

「ミカエルは急いでメルフィアスたち呼べ!」


無駄だろうがやらないよりかはマシ。このまま眠らせるぞ。


「……主!!」


動けないと油断してた。頭の近くにいるのを尻尾で振り払うかよ、普通。


「あ?」


おいおい、冗談キツいぞ。


「総員退避!!」


皇女が魔力で生成した水は、容器などがないため、無尽蔵に溢れ出す。

皇女を拘束してた奴らはもちろん、吹っ飛ばされた俺も水で離された。


魔法もほぼ消えた。このままじゃ動く。


「っ、このままだと死人が出る!」

「だからどうしろって?」


さすがに皇女を一人相手は無理だぞ。お前に今はそんなに力ねぇし、増援も見込めない。アザリアたちは巻き込んだら面倒だから呼べないし。


「下がってろ。死ぬぞ」

「もう一回こっちは死んでるのよ!」


だからこそ下がれ。一回死んだ、何よりあの大戦を生きた俺らは他と価値観が違う。お前が死んだら、お前を殺したと知ったら皇女はより絶望する。


「ガキはすっこんでろ」

「でも、俺たちも!」

「いても邪魔だ」


レヴィアはともかく、お前らは弱いだろ。


「皇女が死ぬとこ見たくなけりゃ行け」


つっても、このくらいで引き下がる奴らをルシファーたちが皇女の友人として会わせる訳ねぇか。



ああああああああああああー!!!!!!!!!!!!

「書き手が壊れた」

「今日ようやくタブレット買いにいったのに分割払いできなくて買えなかったんだとさ」

「頑張って貯めなよ」

本当はもっとあったんです。家の方に出してたから十万しかないんです。

「スペック高いの買おうとするからだろ」

だってすぐ容量なくなっとゃうじゃん!!


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