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38.魔力測定




全力ダッシュで魔力測定をする場所に向かった………のに、別の場所に移動になった。


「いや、なんで………??」

「神獣種出した奴は別のとこって決まってんだよ」


ゼクト、リリアナ、私、殿下、ラテさんで移動中。


それをさぁ、早く言ってよ。


「てか、担当誰?」

「メルト。帰って来てるしな」

「教員免許」

「古代種をたかが一般教師に止められると?」


つまり、無理やりってことね。


「聖女はいらないが、メルトがうるさいからな」

「ラテ様も神獣種持ちなんですから」

「あいつが見つけなきゃ良かったんだよ。面倒くせぇ」


本人の前でそれを言うか。


「はいはい。お兄さんの悪口は屋敷でしてくださいねー」


ゼクト、兄弟居たんか。


見つけなきゃってことは、ラテさん連れてきたのがその人なんだろうなぁ。


「お兄さん…………ナイジェル大神官様のことですか?」

「ノーコメ」

「それ、肯定してますよ」


ナイジェル大神官………。


え、ゼクトのお兄さん大神官なの? めっちゃ偉い人じゃん。


そんな感じで話をしていると、メルトさんが待ってる場所、中庭に到着。


「あー、来た来た。遅いんだけど」

「お前が場所を言わねぇからだよ」

「だって面倒だし。自分は姪っ子殿を見られればそれで良いもん」


もんじゃないんですよ。もんじゃ。


てか、どうやって測定するの?


「魔力水晶出すから、それに魔力籠めて。姪っ子殿はやらないでね。壊れるから」

「分かってますよ」


なんでリリアナがやると水晶壊れるの。そして水晶にどうやって魔力籠めるの?


「シエル適当過ぎ」

「第四様も負けてないですからね?」

「自分は人に教える前提で進めてないし」


それで良いんか。


メルトさんからの説明を要約すると、まず私たちが別の場所に移動したのは、他の人たちが使う水晶では耐えきれないためらしい。


守護獣を使役すると、魔力を受け取ることになり、神獣種だとかなりで魔力暴走が起こる可能性もある。そのために、他の生徒たちとは離れた場所で行う。


測定は水晶に自分の魔力を入れれば良いらしい。


「そもそもで、これは魔術師レベルに対応してないから」


魔術師レベル。そうか、魔術師……………はい?


「え、リリアナって魔術師レベルなの??」

「魔力量は伯父様たちを越えますね」

「姪っ子殿に必要なのは実戦経験だよねぇ」


魔力量は…………って、それもそうか。リリアナは神獣種出してるし、少ない方が不自然?


「姪っ子殿の暴走は大変だからね」

「悪かったと思ってますよ」

「思ってないよね」


リリアナ、棒読み過ぎるよ。


「あれはほっといてやるぞ」


それで良いんか。


いや、リリアナはやらないけどさ。担当になったんだよね? メルトさん。


「どうせ俺に投げるから」


あ、はい。そうですね。そうでした。


無事に終わったけど、あれでどうやって測定するのかは分からなかった。






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