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250.魔道人形




「やり方がバカ」

「これ止めなかった私たちも結構おかしいね」

「それ、自分で言うの?」


ゼクトにどうやってこんなことになったのかと聞かれ、ユートもする気だったしと魔法陣組み立てたらこれである。


「必要魔力量バカだろ。そこら辺の人十人分だぞ」

「私は一割も減んないし」

「それがまずおかしいんだよ」


こう考えると私結構チートじみてるね。


「考えなくても分かるだろ」

「周りが死人と貴族の捨て子であろう婚約者だからなぁ…」

「魔力量おかしいのしか周りにいないのが原因では?」

「これ、一応俺にも原因あるのか…」


ねぇねぇ、ユート作って良い?


………無視されたから作るか。良いって聞いても何も言われないし。無言はイエスって受け取るよ。


「あっ、こいつ見てないうちにやりやがった!」

「主様!?」

「リア、何も言わずにやらない」

「聞いても皆何も言わなかった」


やった後に気付いても意味ないんよ。


「……それを普通にやるリアが悪い」


ペシッ、と後ろから軽く頭を叩かれた。


「つか、これ目もそのまんまなのか。眼帯あって正解だなこれ」

「ねぇ、なんで皆して私より背が高いの」

「「リアが成長してないだけ」」

「これから伸びるはずだから、拗ねないの」


おかしい。私が造ったはずなのになんで私より背が高いんだ。私、お姉ちゃんお兄ちゃんより妹弟が欲しいんだけど。


「てか、ユートさりげなく混ざってるね」

「別に良いだろ。つか、俺的にユイをどう呼べば言いのか困る」

「私もですよ……」


あー、別に何でも良いのでは?


「いや、それ外出たときに困るだろ」

「え、何か問題ある?」

「………リリー、一応時期侯爵だからな?」


そういえば、そんなことをいつだか言ってたような。


「ユイは別に人形でごり押せるけど、ユートの場合、リリーが一から造ってるのもあって人形だけじゃ納得しないのが出てくるだろ。それで仮に姉弟で呼んでたら面倒だし」

「でも、人格とはまた別じゃない?」

「適当にそれっぽいので定義して、人形と人格の共通名称を決めれば? それならどっちで答えても嘘じゃないし」


やってることが後ろめたいことを隠そうとしてる人みたい。


「命の創造なんてバレたらずっと監視付き監禁コースだよ」

「うげっ」

「ほれ、設定決めるぞ」

「設定言うな」


合ってるけども。


約一時間(長過ぎ)の話し合いの結果。


「【自立思考完全独立型魔道人形】。ユイの本体に付いてるタグに書いてある名称で良いだろもう」


結局こうなった。


「長いから【自立型魔道人形】って言う」

「もう何でも良いまである」

「無駄なことに時間使いすぎ……」




そろそろシエルたちを登場させたい……(できるかな)。

書けてないですが、ユートを人格として『傲慢』にしたのもこのときです(←書けよ)。あれ、そもそもでユートの人格としての名称出したっけ?


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