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217.逆転

投稿予約時間ミスってました! すいません!

昨日、今日の分の連続投稿になります。こっち(昨日)はリリアナ視点となります。



勝ち誇った笑みを浮かべる千樹教の男。

血が止まらない。

何かが起こるのは分かっていました。けれど、それが何かが分からないからこそ、大半を皇都全域に注ぎ込むことになりました。腕を治すにも、リスキー。伯父様やお再従兄様に頼もうにも、相手にバレる。

万事休す、誰もがそう思います。私も、頭を回してもこの状況を打破するにも、腕を治さないことには、一人では不可能。


「………ゼクト」

「なんだ?」

「ルアをこの中に顕現させます」

「ダメだ。腕を先に」


後ろにいたゼクトに時間稼ぎを頼むも、やはり拒否されます。ゼクトはあくまで、私の命優先で動くから。だから、


「………カシア、メリアは前へ! ユート、急いでリアンたちへ連絡を!」


人格たちへ伝えます。

カシアとメリアは近衛であるからこそ会場の警備に入れ、ユートは何も言わずとも来ていることは知っていました。だからこそ、こう伝えれば後は任せられる。


「フォールト、リヴィ、剣!」

「全員下がれ!」

「ほんと、こういうとき便利だよね!」


メリアに二人の武器を持たせたのは正解でしたね。


お再従兄様の指示で保護者や生徒も全員端へと行き、中央が空きました。


「武器の持ち込みが認められるはずがっ」

「近衛は毎年会場の警備に当てられる。お前たちの動向を探っていた。ならば、今日が最適なことなど、考えなくとも分かる」

「対策もしないで待ってる程、私たちの主は優しくないんだよ」


会場にはいないだけで、第四様たちもいる。それに、


「………なんだ!?」


結界を破ろうとする音が響き渡る。結界に穴を開け、会場の天井を一部突き破り、姿を見せた。


「呪い!? バカな!」


ルアさえ来れば、腕は治せます。


巨体で結界に無理やり穴を開け侵入してきたルアは、普段のサイズまで縮み、こちらに来ます。

腕の止血は済ましてあるため、ルアが後はやってくれますからね。


「……それで、やるの? やらないの? 私たち、あなたたちのせいでストレス溜まってるから殺るなら手加減しないよ?」

「別に聞いてあげる必要もないけどね。悪いけど、時間がないもんで」

「さっさとこっち片付けて外行かないとだからね」


問題が山積みですからね。

私も腕が治ったことですし、人数は互角。個々の技量はこちらが上。勝ち戦ではありますが、次を片付けるにも早くしてしまわないとですね。


「勝てると思うならどうぞ? こちらも全力で殺りますので」


伯父様たちに手出しは不要と伝えてあるので、大丈夫ですよ? 命の保証はありませんけど。




「戦闘シーンは?」

おそらく次回………。

「書き手、戦闘苦手だからどうせほとんどないよ」

どうせって言うな。


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