157.なんでそこ知り合いなの
最近サブタイトルが雑になってると思いながらも適当になってる書き手です(ヤバいなぁ……)。
「前第四魔術師まで来るのはおかしくない?」
「なんとなくだそうです」
「なんとなくで人間界最強格が出てこないで欲しい」
フェミルさんってそんなに強いの……?
「第一、第二、第三、第四魔術師になった方は上位魔術師と呼ばれており、最上位種族である神や悪魔から直接加護を受けています。なので上位魔術師二人の故国であるこの国はかなり重要視されているんですよ」
「加護を?」
「全員が称号に類似する加護を受けているんです。おばあ様は知恵の神の加護を得ていたりします」
いろいろ凄い。と言うか、上位魔術師なら残り一人の攻略対象と会ってるのでは?
「再従妹殿、悪魔の方で仲良いのいなかった?」
「あれ、本当に驚いたんですよ?」
え、知り合いいるの?
「同じ本の虫かと思ったらの暴露でしたし。お再従兄様のことよりも驚きました」
「そこはこっちの方が衝撃であって欲しかったかな」
「まぁ、魔法書もらったから良いですけど」
それで許すのもどうかと思うよ。そして何があった。
「再従妹殿お気に入りの魔法書店に人の姿になった悪魔がいたんだけど、しばらくしてから正体言われたんだってさ」
「あの人本当に性格悪い……。言ってくれれば普通に接するのに……」
「そりゃ、リリーに魔法知識根こそぎ取られるのを危惧したんだろ」
リリアナならやりそう……。
「勝てる気がしないんですけど」
「そりゃあ、どっかのアホ堕天使と違ってちゃんと強いだろうからね」
言われてますよ、スフィアさん。
「確か憤怒って言ってましたかね。オリヴィエ様と同類かと」
「リリアナちゃん、それどゆ意味よ」
「そのままです」
つまり脳筋と。
「もうちょっとまともなのいなかったの……」
「死んでる人、仕事押し付けられてる人、脳筋、女装趣味、苦労人、大食い、堕天使。ろくなのいないですね」
真ん中おかしいのあったぞ!
「どこ情報、それ」
「アディッサ様です。アディッサ様のお兄様は七大悪魔の一人で、食べるものを得るのに、そっちの方が楽なのだとか」
「婬魔はそうか……」
「効率が良いのが男性から取ることだからだそうです」
いらない情報を追加しないで。
「自分より格上の人から取ろうとすると半殺しにされた経験があるから格上にはしないらしいですよ」
「その婬魔、何から取ろうとしたのかね」
「自国の皇子とかじゃね?」
それだったらさすがにヤバくないか?
「それに関しては、後で聞けば良いですし」
アディッサさん、先生がいればいつでもいる認識なんだ……。
加護は神や悪魔の力の一部とでも思っていただけたら大丈夫です。