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143.お願いだから話をして




「え、本当にテスト期間ハゼルトいたの?」

「帰ろうとすると第四様に捕まえられまして」


あれ以降、しっかり学院には来ていたけれど、メルトさんにハゼルトに毎回強制連行されていたらしい。


「テストも終わりですし、もう冬休み入るので帰してもらえることになりました」

「早いね」

「一年はあっという間ですからね」

「年越し前にユラエス君の誕生日くるけどね」

「やるんですかね」

「ユラエスさんも大概だからね」


そうなんよね。シティアルってパーティーをやりたがらないのか、開かないんだよね。

貴族は財力とかを見せつけるためにパーティーとか頻繁に開くイメージあったんだけど。


「今年も身内だけ?」

「そうかと」

「シティアルはあまりしたがらないですからね」

「皇命でようやく表に来るのもどうかと思うけど」


シティアルが出てくるの、大抵欠席不可のパーティーとかだもんね。


「リリアナは二月だよね」

「はい。二十日です」


二人とも誕生日遅いんだな。


「クロフィム君たちは一回戻るんですか?」

「戻んない」

「なら三回やることになりますね」


王太子殿下って誕生日いつだ。


「お再従兄様とクロフィム君は同じなんですよ」

「珍しい」

「あんまりないよねー」

「このままだとお二人のパーティーもしなそうですね」

「兄さんが嫌いなんだよね、パーティーとか」


絶対パーティーやらないね、これ。


「リリアナも兄さんも社交性がないから。プレゼントで薬とか魔法とか渡すの二人ぐら………いたたたっ」


リリアナがクロフィムの耳を真顔で引っ張る。さすがに怒ったっぽい。


「そんなに嫌なら渡しませんけど?」

「まってやだ! リリアナのプレゼントないと地獄なのに!」

「おねえ様たちからのあるでしょう」

「剣をプレゼントされてどうしろと!?」

「鍛練しろってことでは?」


毎年? 毎年それなの?

さすがに毎年それは嫌だけど。


「欲しいものねだれば良いじゃないですか」

「リリアナって結構良い性格してるよね」

「使えるものは使う、欲しいものは何がなんでも手に入れるのがハゼルトなので」

「リリアナはシティアルだろう……」


リリアナは基本ハゼルトとして喋るもんね。たまにシティアルとしてだけど。普通逆だろうし、なんならそれすらおかしいんよな。


「リリアナ嬢、公爵が嫌いなんですか?」

「まともに話したことがない方をどう好きになれと? 別に嫌いでもないですよ?」

「うん。公爵と会話しようか、まず」

「帰ってこない公爵対部屋に籠るリリーちゃん」


なんでそこ対戦させようとしてるの。


「リリアナ様は自分の生活圏から出てコミュニケーションを取るべきでは」

「公爵が帰宅するようにしないとね」

「なんか画策が始まってる」




明日から高校二学期始まるのに物語は後数話で二学期が終わる………。

学校面倒だ………(←課題終わったの?)。急いで丸つけしてますが何か問題がございましょうか?


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