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128.先生の恋人(?)

はい。タイトルが壮大なネタバレとなっております。リリアナ×フロイド回の後書きで言った(書いた)通り、誰かさんの(もうバレてる)恋人さん(?)がご登場です。



午後になり、本当にどこで集合するんだと思ったら、転移させられ王城前。

リリアナがぶつぶつと文句を言っております。


「………そりゃそうですよね。だって集合場所どころか時間すら言ってませんもんね」

「リリー、ヒリヒリしてる。なんかヒリヒリしてるから」

「再従妹殿、なんか痛いんだけど」

「他人の魔力勝手に使うからじゃないですか?」


ゼクトと王太子殿下にしれっと返してるけど、そんなわけないよね? 何したの。


「心外ですね。二人の波長に合わない魔力送ってるだけですよ」

「才能の無駄遣い」

「………お、面白いのはっけ~ん」


ナイジェルさん、何を呑気に見て………。お?


ナイジェルさんが指差す方には魔術師服を着ている先生と、先生に腕を組んでべったりくっついている女の人。


「え、何あれ」

「再従妹殿。仕事押し付けた人が歩いてるぞ」

「王妃殿下呼びますかね」

「夜捕まえときゃ良いんだから今はいいだろ」


え、あの人先生の恋人!?


「………君ら、何してんのさ」

「あ、メルトさん」


メルトさん、その両手に持ってるソフトクリームは何ですか。


「買うなら自分たちで並べよな。自分を使うなっての」

「さて、仕事を魔術師でもない私にほっぽり投げてるのはどこの誰たちでしょうか」

「ここの担当はシエルであって自分じゃないからね~。文句はシエルに言いな」


それはまた別として、ソフトクリーム溶けてきてますよ。


「あ、メルト!」

「おいバカっ」


女性が気付き、こちらに来ようとするけど、転けそうになり、先生に支えられる。

乙女ゲームの続編出てたら先生攻略対象とかあったのかな。


「あっはは~、ごめんなさーい」

「お前な……」

「イチャイチャすんの止めろ。蹴るぞ」


メルトさん、蹴っちゃダメだから。


「ソフトクリームありがとー!」

「自分をこき使うの、君とゼロくらいだよ」

「悪いとは思ってるよ」

「反省をしろ。上位悪魔」


…………えーと………?

理解が追い付かないかな。


「私はアディッサ。シエルの契約者で恋人よ」

「………???? 俺はいつお前を恋人にした?」

「あれ?」

「恋人とは断言してないね」

「まぁ、ほら。信頼が足りないだけですよ、きっと」


リリアナ、フォローになってないよ。


「アディッサ様は悪魔の中で『吸血鬼』や『淫魔』と呼ばれる種族で、悪魔の中で上位種族です」

「そこって同じ枠なんだ」

「吸血行為、情事を行う際、両種族とも催淫効果が伴う。別の枠で捉えられているが、上役が二種族一緒にまとめてるってだけで別だよ」


リリアナが種族どっちか知らないから曖昧に答えてるなかな?


「再従妹殿は適当なところがあるから」

「別に種族関係なくないですか?」

「とか言ってほら、堕天使平気で持ち帰ってるから」


そう言えばスフィアさんどこいるの。一切見てないんだけど。


「あら、問題児ちゃんがいるの?」

「問題児はお前もだろ」

「あの子よりマシよ~? 何しろあの子、初めて会ったとき、王さま相手に喧嘩売ったもの」


王さま?? 悪魔の皇子ってこと?




シエルの恋人(?)のアディッサの登場です。アディッサは一応第二章のときと109話辺りに名前がチラッと出てきております(ちゃんとした話は覚えてないです)。

問題児ちゃんことスフィアは今後出てきます(出てくる予定は書いてる段階で今のところありません)。第四章では絶対出ます。と言うか出さないとまずいです。

書き手、よく第四章で出すだの出るだの言って(書いて)ますが、第三章が本当に短くなるんですよね。花祭りやって学院の期末やって冬休み入れても絶対少ないです。第三章で三十話前後あれば良い方かと。その分第四章が増えると思います(たぶん!!!)。


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