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126.花祭り(ラテ×ナイジェル×クロフィム)

遅れてしまい申し訳ありません!

前半ラテ、後半ナイジェル視点となります。クロフィム視点は書けませんでした(申し訳ない)。


「子供二人の世話とか……」

「酷い言われようだよ。ラテちゃん」


私、ナイジェル大神官が仕事をしているところ、見たことないんですけども。


「クロフィム王子はお兄さんたちといなくて良かったんですか?」

「あれ、なんかスルーされた?」


話を逸らした方が良いかなと。


「まぁ、良いけどさ。僕、他人の恋愛に突っ込む気はないからさ」

「え、えっと?」


なんであっちに入ると他人の恋愛に首を突っ込むことになるんですか??


「あそこは恋愛に首突っ込んでるってより、ただのおせっかいとお遊びと横恋慕(?)と道連れにされてるだけでしょ」

「ゼクトさんのは横恋慕なんかね」


昔、公爵夫人が亡くなる前は婚約者候補なんでしたっけ。


「まぁ、怪しいラインだね」



 ****



あー、いやだいやだ。子供二人のお守りとか。

大体、なんで僕が世話係なんてしないといけないんだ。


「………二人とも、少し待ってて」


二人に断りを入れて路地裏の方へ行く。


こんなときに会おうとすんなよ。


「何?」

「申し訳ありません。急用とのことです」

「ここはあいつの敷地でもあるんだ。さっさとして」

「反逆者が動き出しました。超越者(プレイヤー)もです」

「ふぅん、両方ね。で、僕らの頭は?」

「………静観、しております」


あいつ、勝つ気はないだろ。


「分かった。君たちは戻って。いくら祭りと言えど、気付かれたら困るからね」


音もなく消えていく。


聞き分け良いよね。タイミング悪すぎるけど。

お気に入りもいたけど、あいつ僕のところの勝手に使ってんな。今度抗議しよう。仕事しろって言われそうだけど。


「やぁ、悪いね。知り合いがいてさ」

「僕はどうせいつでも来れるから」

「私も見たいところがあるって訳ではないので」


二人のところに行き、回るのを再開した。


「あ、こら。食べられる量だけ買いなさい。そっちは使うかどうかしっかり考えて!」


二人揃って買い物下手か!

王子は絶対食べられない量買おうとするし、ラテはよく分からないもの買おうとするし。


「君ら買い物下手過ぎ!」

「「うぅ……」」


さすがに怒った。

第二王子と聖女? 知るか。そうやって立場だなんだ言って注意しないから変なのができ上がるんだ。大体、そう言うなら僕大神官だし、第四魔術師のお気に入りだし。


「王子はどんだけ食べる気なの」

「いや、全部美味しそうだし……」

「食べきれる量を買って! 聖女は変なもの押し売りされない」

「綺麗ですし、身に付ければいろいろな効果もあるらしいですし」

「詐欺られかけてるんじゃない!」


誰かヘルプ! メンバーチェンジを要求する!


午前中、二人を説教して疲れた。


僕もう帰って寝ちゃダメかな。




ナイジェル苦労回。そして、謎の知り合いも登場。前に一度出たけだだから忘れている方もいるであろう単語も出ております。

次回、残りもの組となります。たぶん、誰かの視点固定かと思われます(←さっさと書け!)。


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