プロローグ
今回のが初めてなので誤字脱字が酷いと思いますが暖かい目で見守ってくれると嬉しいです。
なるべく早く投稿できるように頑張ります。m(_ _)m
「ーー! 気持ち良いー!!」
仕事が一段落し、暇だ暇だとうるさい妹を連れて大空を飛ぶ。
ある程度の高度になったため、これ以上上がることはないが、代わりと言わんばかりに周りを飛ばれる。
「ねぇねぇ。あいついるんでしょ?」
「そうだな」
面倒なため、適当に返す。あいつ、と言うのは友人、親友とも言える奴だ。
「『前世持ち』もいるねー」
「あぁ」
『前世持ち』と言うのは、本来持つはずのないこの世界に生まれる前の記憶を持っている者のことだ。
「そろそろ?」
妹は早く早く! と子供の様に急かしてくる。
どの種族も、娯楽と言うのは生きる上で必要なものだ。
「じゃ、始めよ!」
「神と悪魔、そして理を外れた者たちゲームを」
「「勝者の頂へと登るのは、神か悪魔か人か!!」」
あまり誉められたものではないが、そろそろ問題も片付けないといけない。
悪いが、こちらもやれることはやるからな。
****
「………はぁ」
先程、全くもって迷惑な話を持ってきたかと思えば、これは決定事項だと言う友人が来た。
思ったのは、ふざけるな。それと、何故? である。
ゲームの勝者は、長年問題となっていた悪魔の皇子と神の皇女の保護、または所有する権利を持つ。
胸くそ悪いものではあるが、これはそろそろ片付けなければいけない案件だ。だからまだ納得できる。
問題は、友人が指定したゲームの場所だ。
場所は、かつての友人がいる国。その国は皇子と皇女がいるし、ゲームとしては最適だ。最適、なのだが。
「あいつ、記憶あんだよなぁ………」
面倒なのは、かつての友人が前世持ちだと言うこと。
あいつは絶対イレギュラーを起こす。それをどこまで予測できるかが勝敗のカギだろう。
なにより、これを受けないのは無理だ。
相手は自分よりも格上。いくら友人だろうと、受けないのは不敬と言うものだ。
「俺はプレイヤーだが、お前らに賭けるぞ」
自分が信じたことをしろ。
そう、聞こえるはずのない言葉を友人に向ける。
これは、神と悪魔が身勝手に始め、人を巻き込むもの。
「そろそろ、始まるか」
ぶっ壊してやれ。神の思惑も。無論、俺の予想なんかも。
それが、俺の知ってるお前だよ。