表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
62/76

閑話 『ミラクルファンタジー 〜異世界で聖女は恋に落ちる〜』捜索編

読んで下さりありがとうございます!!

遅くなってしまって申し訳ございません!


それからお城のお散歩が私の日課になった。

優雅なお散歩…と、見せかけてあの女性騎士様を探しているのだ。


とは言ってもお勉強とお勉強の間の少しの時間だけ。

というのも、何故かこの国の言葉は話せるし文字も読めるけど、常識やマナーは全く分からないから家庭教師をお願いしたのだ。

いろいろ損しないためにも、知識大事。


それに地球では大学受験に向けて勉強してたから、急に何もしなくなるとなんだか不安になっちゃって……精神安定のためっていうのもある。



「今日は中庭を歩こうかな」


「かしこまりました」



最近は侍女さんが常についてくることにも慣れてきた。

最初は護衛の騎士さんもいたんだけど…最近は見ない。

魔物はいても、国自体は日本みたいに平和なのかな?


のんびりと中庭の噴水を見ていると、ふと視線を感じ、振り返る。

そこには銀糸のような髪を煌めかせた、超絶イケメンが……こちらを睨んでいた。

え。何?誰?

視線を外すのも負けた気がして、私もじっと睨み返す。



「まぁ!ガルロノフ様……!」



侍女さんが私の視線の先に彼がいるのに気付き、ぽっと頬を染め、声を掛ける。

するとガルロノフ様はさっきまでの剣呑とした表情が嘘のように、ふわりと微笑んだ。

………変わり身が早すぎて怖いんですけど。


ガルロノフ様はゆったりとした足取りで歩いてくると、優雅にお辞儀をした。

侍女さんから感嘆の溜息が聞こえた。



「聖女様にご挨拶申し上げます。ガルロノフ公爵家が長男、オレグ・ガルロノフです。以後お見知りおきを」


詩織(しおり)神崎(かんざき)です。…………なぜ、私が聖女だと知っているんですか?」



この国で私の顔はまだほとんど知られていない。

私のことを睨んでいたことといい、この人はいったい……?



「あなたが召喚された時、私もあの場にいたんです。…………婚約者である、レギーナ姫と一緒に」


「………………ソウデシタカ」



普通にあの場に居たらしい。

あの女性騎士のことしか覚えてなかった。


そしてどうやらこの人の婚約者はこの国のお姫様らしい。

ていうかなんでわざわざ『婚約者といた』なんて言った?

『婚約者いるからあなたに好意を向けられても応えられませんよ』的な牽制?

いやいやいや、どんだけ自意識過剰だ。

確かにイケメンだけども。


私は正直、男性が苦手だ。

嫌悪するというほどではないが、日本で周りにまともな男がいなかったため、苦手になってしまったのだ。

何も悪いことをしていないのに警察を見るとビクッとする…ような感じ?

話しかけられれば話すけど、自分から話したいとは思わない。


私の反応が薄かったのが意外だったのか、ガルロノフ様はちょっと吃驚している。

私が惚れると思ってた?

どんだけ自信あるんだよ!



「あの時見ていたのがレーナだと知らないのか……」


「え?」



小さい声で何か言っていたが聞こえなかった。

聞き返すも、「いえ、なんでもありません」といい笑顔で言われてしまった……。

なんなのよ?

ガルロノフ様は何が嬉しいのか、にこにこと楽しそうに微笑んでいる。

なんなのよ!?


………いや、待てよ?

あの場にいたってことは………つまりはもしかして!?



「ガルロノフ様はあの召喚の儀の時、あの場にいたんですよね!?じゃあじゃあ、あの場にいた女性騎士の方をご存知ですか!?」


「………………は?」


「っ!?」



こっわ!なになに!?急にスンッてなった!

さっきまでめっちゃ笑顔だったのにスンッてなった!こっわ!!

何なのよ!?情緒不安定なの!?

でも私は引くわけにはいかんのだ!!



「き、金髪碧眼で白い騎士服を着た、絶世の美女があの場にいたはずなんですけど、ご存知ありませんか!?」


「………………………………………………知りません」



いや、その間は明らかに何か知ってますよね?

何で教えてくれないの!?

あなたにはお姫様の婚約者がいるんだからいいじゃない!!



「教えて下さい!!私、地球で宝○が大好きだったんです!あんな素っ晴らしい、リアル○塚様に会えるなんて……!オスカ○様に会えるなんて……!この世界、最っっっ高です!!」



そう!私はお母さんの影響で、宝○が大好きだったのだ!

女性が演じるからこそ作れる、中性的でしなやかな、そして女性の扱いがスマートで惚れ惚れするような理想の男性!


きらびやかな舞台。

色とりどりのドレス。

美しい女性たち!

そしてそして………目眩がするほどうっとりする愛の歌!愛の歌!!

考えるだけで胸がキュンキュンする……!!



「な、何を言っているのか分かりませんが、我が国に女性騎士はいませんよ」


「でも彼女のこと知ってますよね!?」


「………………知りません」



あらぬ方向を向いたまま答えるガルロノフ様。

いやいや、怪しすぎるよね!?

嘘つくの下手か!?


『教えて』『知らない』の押し問答を何十回も繰り返し……



「とにかく僕は知りません。失礼します!」


「あ、ちょっと!!」



くぅっ!逃げられた!!

絶対に何か知っているはずなのに……!!

でもなぜあんなに隠すのかしら?

もしかして………彼女の裏にはとんでもない陰謀とかが隠されていたり!?


……………いい。

陰のある男装の令嬢…………すごくいいっ!!

キュンキュンが止っまらないっ!!


一瞬見ただけで私の萌え心をギュンギュン掴んでくる彼女。

ずぇっっっとぅあいに!!

見つけてみせるんだから―――――――!!!



もし読んでいる中に宝○ファンの方がいらっしゃって、私の付け焼き刃な表現で不快にさせてしまいましたら大変申し訳ございません。

そしてもし良ければご指導下さい。

萌ポイント等々、語っていただければ幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ