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15 やはりタラス様はチャラス様なのですわ!

読んで下さりありがとうございます!

ブックマークや評価、めちゃめちゃ嬉しいです!!


すみません…今回めちゃ短めです。



その後、体調が回復したボリスラーフの手伝いもあり、野営の晩ごはんはかなり美味しい仕上がりとなりましたわ!

やはり料理は丁寧さと手順が大事なのですわね…。勉強になりますわ。

……そうですわ。もしも国を出るようなことがあれば、わたくしも自分でごはんを作らなければならないのですわ!今からしっかりお勉強しなければ!


…その時はわたくし、誰かとごはんを食べているのかしら?

隣に誰かいたとしても…確実にオレグ様ではないのですわね…。考えて、鼻の奥がツンとしてしまいましたわ……。


「ところでなぜボリスラーフもついてきましたの?」


夜、テントでヤーナとふたり布団に入って、ふと今日一日抱いていた質問をいたしましたわ。

ボリスラーフの看病をしたり、晩ごはんの手伝いをしたり、夜の見張りをやるやらないで揉めたりして(結局やらせてくださいませんでしたわ!)すっかり聞きそびれていたのですわ!


ヤーナが来たのは過保護故にだとして、ボリスラーフは…お城の料理ほっぽってどうしましたの!?


「姫様と野営ごはんを作りたかったみたいですよ。姫様はよく想像もつかないような料理をするので姫様の料理を見逃したくなかったみたいですよ」

「料理の知識に貪欲すぎませんこと!?」


確かにわたくし、前世の記憶でいろいろこの世界にはない料理をいたしますが…それを見逃したくなかったからという理由だけで木箱に入ってついてきましたの!?仕事好きすぎませんこと!?

というか来るのを止められてたヤーナはともかく、ボリスラーフは木箱に入る必要無かったのでは…?

騎士団に言えば、きっと普通に連れてきてくれましたわ。


ヤーナに道連れにされましたのね…。


ボリスラーフへ憐憫の念を抱くも、「誰かと同じ空間で寝るなんて、レギーナになってから初めてですわ!」と気付いてしまったら…すぐに霧散してしまいましたわ。

だって修学旅行みたいで気分が高揚してしまいましたの!

ごめんあそばせ!



   ******



「これから開門する。一同、壁より一定距離北上し、そこで魔物を迎え撃つ。今のうちに装備の確認をし、万全を期するように」

「「「はいっ!」」」


いよいよ討伐ですわ!あぁぁー!武者震いが止まりませんわ!!

脳内のシミュレーションはバッチリですわ!


「姫さんは俺が護衛するから、あんま前に行かないでよね」

「………分かりましたわ」


タラス様がわたくしに釘を指しに来ましたわ。

ですわよね…。わたくしは見学ですわよね…。なんだか場の雰囲気に飲まれて前線に出るつもりでいましたわ…。

うっ。タラス様はそれを感じ取ったのか、呆れた顔をされてしまいましたわ。

でもすぐにふっと微笑んで………頭ポンポン、ですって!?


「ほんと、目を離せない姫さんだね」

「っ!?」


ふわぁぁぁあ!!?

男性とあまり触れ合うことがなかったわたくしに、これはレベルが高すぎますわ!

こんなことをさらっとやってのけるなんて…やはりタラス様はチャラス様ですわ!!

わたくしがチャラス様をジト目で睨んでいると、頭を撫でる手がひょいっとどなたかに退かされましたわ。

そして、またも背筋が凍るような感覚…。ま、まさか………!?


「ひっ!?」

()()婚約者に気安く触らないでくれるかい?」


オ…オレグ様……。笑ってるのに怖っ!!

そして今日もプライドが高過ぎますわ!?

チャラス様はチャラいが故に滲み出てしまったチャラさによるチャラい行動なだけですから、深い意味はございませんのよ!?

そう。全てはチャラいから!ですわ!


なんだかきのうから今まで見なかったオレグ様をたくさん見る気がしますわ。こちらが本当のオレグ様なのかしら?

だとしたら、わたくしは今まで何を見てきたのかしら?ちゃんとオレグ様自身を見て好きだったと言えるのかしら?

上辺だけを見て、好きだと思いこんでいたのではないかしら…?


じっとオレグ様を見ていると…オレグ様がわたくしの視線に気付き、へにょりと眉を下げましたわ。

…これも初めて見るオレグ様ですわ。


「レーナ…お願いだから僕だけを見て」

「っ!」


わたくしに振られるのは不本意だから…。そういう理由からの発言だろうということは分かっていますわ。分かってはいますけど…今までで一番、ドキドキしましたわ。

そんなに縋るように見られたら勘違いしてしまいますわ。まるで、わたくしのことが好きかのように…。


でも、オレグ様は…


「聖女様に靡くくせに…」

「え?」

「……なんでもございませんわ。安心してくださいませ。わたくしから振るようなことはございませんわ」


将来、オレグ様はなさいますけど。


わたくしのそんな心の声とは裏腹に、オレグ様は、それはそれは嬉しそうに笑ったのですわ。



次回こそは、いざ討伐へ!

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