表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/76

10 尋問のお時間なのですわ!?

ブクマ、評価ものすごく嬉しいです…!!

ありがとう!ありがとう!!


「ふぅん……つまりは我儘が過ぎると…僕に気を遣ってくれたのかな?」

「えぇと、まぁ、はい…」


最近お手紙の頻度が減ったのも、お茶会を無くしたのも、それらをオレグ様に強要したせいでわたくしの評判が現在相当悪くなっており、それによってオレグ様にご迷惑がかかってしまうのは申し訳ないという理由で距離を置かせていただいている……と、いうような説明をさせていたたきましたわ。


まさか「将来オレグ様は聖女様と恋仲になり、嫉妬に狂ったわたくしを処刑する予定だからですわ!」とは言えませんものね…。


………あら?思えばこれはチャンスなのでは?この流れなら…いけるのでは??今こそ()()提案を……!


わたくしは隣にいるオレグ様に体ごと向き合い、真っ直ぐに見つめます。

………………あらやだ、イケメン。じゃなかった。しっかりなさい!わたくし!


「オレグ様。わたくし、このように皆様からの評判が芳しくありませんし、見た目もこんなんですから…ガルロノフ公爵家に…いいえ、オレグ様に相応しくありませんわ。オレグ様のお名前に傷がつかないよう、責は全てわたくしが負いますので、この機会に婚約破棄をお考えになった方が………」

「婚約、破棄………………………?」

「ひょわっ!?」


ななななぜ…!?

オレグ様からただならぬ冷気が!?オレグ様は氷ではなく、水魔法の使い手ではございませんでした!?

若干俯いていてお顔が見えませんが、こ、こ、怖い………!なんだか黒いオーラの幻覚が見えますわ!?

なぜオレグ様が魔王のようになっているのかは分かりませんが、とてつもなくマズい状態なのだけは確かですわ。

王家の広い馬車とはいえ、安全を確保するための距離をとるには狭い密室。

無駄な足掻きとは分かっておりますが、出来るだけオレグ様から距離をとらせていただきますわ!


「ねぇ…僕から逃げるの?」

「ひぃぃぃぃいいい!!?ままままさかそんな!そんなわけございませんわおほほほほほほ!!」


笑顔で腕を掴まれましたわ!!?でも目が!!目が笑ってませんわ!?

こぉ――――――わぁ――――――いぃぃぃぃい!!!


何がオレグ様の逆鱗に触れましたの!?普段穏やかなオレグ様が怒るなんて…相当ですわ!?やはりプライド!?プライドですの!?こんなデブスに振られるなんて的な!?ごめんなさいごめんなさいもうしませんからぁぁぁ!!どうぞオレグ様から振ってくださいませぇぇぇ!!!


「余裕のある大人のフリをしてもっと好きになってもらって、追いかけてもらおうと思ってたけど…逃げるんじゃしょうがないよね?逃げたら追いかけなきゃいけないよね?だって僕のだし?逃さないし?誰にもあげないし?」

「オオオ………オレ、オレ、オレグ様?」


吃り過ぎてオレオレ詐欺状態ですわ!分かっております意味分かんないですわ!!もう、パニックですわ!!!

オレグ様が何やらブツブツとおっしゃっていますが、小さ過ぎて聞こえませんわ!何…?何なんですの…?わたくしこれからどうなってしまうんですの!?


「ふゎっ!?」


わたくしがビクビクとしながらオレグ様の次の動きを見守っていると、掴まれていた腕をグイッと引き寄せられ…必然的にオレグ様に抱きつくような形になってしまいましたわ!

ですがわたくし華奢な体ではございませんのでドーン!とぶつかり稽古状態でしたがさすがオレグ様!受けとめてくださいましたわ!

いや、そんなことより!!どどど、どうしましょう!?お顔が!麗しいご尊顔が!近い近い近い………!!


「婚約破棄はしないよ?」

「へ?」

「だから、婚約破棄は、しない」


子供に言い聞かせるように、言葉を区切ってご説明くださいましたわありがとうございます!でもわたくしはワンモアプリーズしたわけではございませんわ!?なぜ婚約破棄しないのかが分からないのですわ!


「でもでも…オレグ様もお嫌でしょう?わたくしが婚約者なのは」

「…………どうしてそうなるの?」

「だ、だって………」


だって……

わたくし、デブでブスでしょう?

わたくし、面倒な女でしょう?

わたくしのこと、好きじゃないでしょう……?


狡くて弱虫なわたくしは答えを聞きたくなくて何も口にすることができず、ただ俯くしかなくて…ただ、いたずらに時間が過ぎて。

暫くして頭上で溜息が聞こえて、ビクリと体が強張ってしまいましたわ。

……オレグ様に呆れられてしまいましたわ。


恐る恐る顔を上げると…そこには悲しそうなお顔が。

なぜですの?そんなお顔をさせたいわけではございませんのに…。


「ねぇ、レーナ。誰か他に気になる人でもできた?」

「っ!まさか!そんなはずございませんわ!」

「じゃあ、僕のこと…嫌いになった?」

「いいえ、いいえ!そんなんではございませんのよ。ただ…」

「良かった!」


ぱあっと明るい笑顔になるオレグ様。…あれ?


「じゃあ婚約破棄はしないでいいね?」

「…え?」

「良かった〜。もうあんな冗談はやめてね?」

「いえ、あの、冗談ではなく…」

「冗談は、やめて………ね?」

「………………………………ハイ」

「うん、いい子」


蕩けるような笑顔でわたくしの頭を撫でるオレグ様。

………なんでこうなりましたの!?


なんやかんやと遅くなってしまってすみません。

もっと早く投稿するつもりだったのに…くぅっ!


次回からいよいよ討伐。

さぁさぁオレグ様!見せ場ですよ!!

……たぶんね!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ