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爆縮と体温の機知(6)

穴空き雲

花の隔りに

破れの美しい名を見て

悲哀に溺れる傲慢さを

聞き取りながら振る

言葉を押し込まれながら

笑顔を伝える

さよならの前を分かったら

消滅の穴に落ちるのだ


鳥の囀りに

毛糸を粗雑に巻き取り

声の羅列が飛び立つのを

拭き取りながら見る

BGMになる言葉の端々に

無表情を送る

雑音の跡形を辿ったら

蠅の穴に落ちるのだ


風の礫に

痛さを感じる日は過ぎ

麻痺では無い着実さを

噛み付きながら知る

欲望に巻き込まれないから

冷静さを忘れる

当たり前を手に入れたら

相違の穴に落ちるのだ


月の帳に

間違い探しの絵を描き

優越感に浸る誠実さを

飲み込みながら張る

他人に巻き込まれながら

情熱を忘れる

段階が生まれくるから

純粋の穴に落ちるのだ


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