愛しい君に捧ぐ
若干重めの愛をテーマにした詩です。
君が側にいてくれれば、私には欠けてもいいものがあるわ。
足は無くても平気。
君の後を追うことは出来なくなるけれど、
君が側にいてくれれば、歩けなくても走れなくても構わない。
でも
手はなくちゃダメ。
手がなくちゃ君と手を繋げない。
君のことを抱き締められないから。
匂いは分からなくても平気。
君の温もりさえあれば、
創造力で賄えるわ。
でも
音は聞こえなくちゃイヤ。
耳に心地好い君の声で君の言葉を聞けなくなるのが嫌だから。
声は失っても平気。
隣で笑っていれば、
言葉にしなくても君に私の愛は伝わるから。
でも
目が見えなくなるのはイヤ。
君の顔もその仕草も表情も、見えなくなってしまうのは寂しいから。
ねぇ
愛しい君
君が側にいれば、私には欠けてもいいものがあるのよ。
ねぇ
お願いよ。
ずっと、私の側にいてちょうだい。
解釈はご自由にどうぞ。