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《酒場の救援 - Tavern's Resolve -》

      三年前


ルイーダの酒場は、昼夜で違う顔を持つ。

夜は母が切り盛りし、深夜は祖母が店を開く。 だが、昼間――そこが空いているのはもったいない。

「昼も活用せんと、損やがね!」

そう思ったルイーダは、地球の知識を活かして美味しい飲み物を開発する。 その飲み物を母と祖母に飲ませ、昼間の営業を提案する。

「ほほぉ……この飲み物、ただ美味しいだけではないな」

二人の鋭い観察眼が、その効果を瞬時に見抜いた。

「全ステータス1.2倍……なるほど、初心者や若い冒険者にはありがたい補助効果だ」

こうして、昼間の営業が決定。

9歳のルイーダは、毎日11時〜14時まで酒場を切り盛りすることとなった。

***

ある日のこと―― 冒険者たちが酒場へ逃げ帰ってくる。

「た、助けてくれ!!」

その顔は恐怖と焦りに染まり、息も乱れていた。

クエスト失敗――仲間がゴブリンの巣に連れていかれた。

静かに話を聞いたルイーダは、考えを巡らせる。

ギブ&テイクの力を使えば、助けられる――

その瞬間、彼女は決意する。

「さぁて……ルイーダの酒場は、ただの酒場じゃないでな!」

彼女の作戦が、今動き出す――!

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