戻ってきたら
王宮から帰ったリア。部屋にはラクアがいる。ミラがベッドにすると、その横にラクアも座る。ゴローンとするとラクアもする。バタバタ〜っと手足を動かすと、ラクアもバタバタする。
「………何やってるの?ラクア。」
「何って、リアの真似をしている。」
「…なぜ?」
「契約すると、人間界では主と同じ行動を取るという制限が生まれるから。」
「え!!何それ、メッチャ不便じゃん!」
「私は別に構わぬぞ。」
「私が構うからーo(`ω´ )oお風呂とかトイレにも付いてくるの?」
「フフフハハハ(^∇^)安心しろ、何も感じない。」
「私が感じるの!男の人に覗かれてる様なものよ!」
「大丈夫だ。私は男では無い。」
「うそ!?女の子だったの?」
「そもそも性別という概念が無い。確かに性別のある神は多いが、私には無い。だからどこまででも付いていけるぞ!」
「やだー!そんなんなら仮契約破棄するヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3」
「アハハハ!冗談はコレくらいにして、そなたが望まなければ付いていかないから、安心していい。」
「何だ、なら良かったぁ!…あっ、ねぇ福音?をくれた時、キスしたでしょ?あれは相手が男でもおんなじなの??」
「…もちろん儀式だからな。あまり気にするな、ただの儀式なんだから。」
「………ファーストキス…だったの。」
「うーん。神と口付けが交わせたのだから、もっと喜ぶべきだぞ!」
「あーもー!あんなのノーカンだぁ!o(`ω´ )o」
リアはプリプリしながらお風呂に向かった。その姿をラクアはクスクスしながら見飽きるのだった。