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無能な私に『世界を救え』なんて無茶振りはやめて下さい!  作者: 華峯 ミラ
序章

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10/18

王とエイハの秘密の会話

王は軽くなった体で近衛兵団の訓練場に来てみた。


「王様!どうしてこちらに?(小声で)お身体は大丈夫なのですか?」


「あぁ。フィナも居たのか。今日は近衛兵達の訓練を見ようと思ってな。」


「ありがとうございます。皆の者!我らが王が訓練を見に来てくださった!いつも以上に研鑽を積む様に。訓練再開!」


皆はいつも以上に訓練に励み始める。


「王は危険ですので2階の観覧席でご覧下さい。ご案内します。」


「いや、一人で行ける。お前の訓練も見たいからな。邪魔はしない。」


暫く王が見ていると、入り口の兵士がフィナを呼びに来て連れて行く。そして戻って来たフィナの後ろには、リアとラクアがいる。


(リア!どうしてここへ?)


何かを話し、ゴリラの様な屈強な男を指差すラクア。


(何だ?フィナとリアが戦うのか?あんな細くてちっちゃい娘が?剣ができるのか?)


見ていると、リアは何かを祈ったかと思えば、魔法で剣を作り出す。そして撃ち合いだす。


(凄い!リアはあんなに強いのか!フィナと打ち合っても負けてないというか、寧ろ力で勝っている。身のこなしも騎士レベルだ。)


「ルーカス!」


声の方を見る。そこにはいつもトレビァーんな男エイハが冴えない服(ごく普通のスーツ)で立っている。


「エイハか!?元に戻ったのか!」


「はい、リア君が解いてくれました。また元に戻ってしまう様ですが。」


そう言いながら、今までの経緯を話す。


「リアという娘、本当に使えるな。見てみろ。今もフィナと互角に戦っている。」


二人は闘技場を見下ろす。


「これは…互角…以上にリア君が押してますね。神の力ですか?」


「だろうな。かなり習っても、あの体でああなるのは不可能だろう。体に負荷がかかりすぎる動きだ。」


(?剣を合わせたまま止まったぞ?)


「何でしょう?動きが止まりましたね。」


「ああ。」


するとフィナが膝をつく。


(フィナが負けた?そんな…。会話が聞こえない。)


エイハも同じことを思ったのだろう。拡声魔法の呪文を唱える。


聞こえて来た会話は、想像以上に実のあるものだった。


リアは無意識に浄化してしまうこと、ゴリラ化できる事、そしてリアが代償も顧みず王族の呪いを解こうとしていること。王は徹底的にリアを利用したいと思った。


(やはりアレしか無い。)


ルーカスが卑下だ笑みを浮かべると、急に悪寒が走る。見るとラクアがこちらを射殺さんばかりに睨んでいる。ルーカスは振り払う様にその場を後にした。


それぞれの思惑を抱えて、エイハも闘技場を後にする。

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