大魔導士ユエの物語
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その昔、人間には皆魔力があった。その為今より豊で人々は生活を楽しんでいた。しかし人間の出現により多くの自然が失われ、精霊王がお怒りになった。自然を回復させる為、魔力を奪い自然と共存させようとした。その時に大きな魔法波が飛んで来て、多くの人間の魔力が失われた。
魔力の有無で民族が別れ、別々の国となった。ノーマルとプラスは分かり合えず、事あるごとに衝突した。その結果、環境破壊が続いた。
精霊王は怒り、再び魔法波を放った。今度は魔力を奪うのでは無く、人類を滅ぼすつもりで。それから世界を守ったのがユエ。世界はその功績を讃え唯一の大魔導士とした。
再びの恐怖を恐れ、ユエにある命令が下る。
『精霊王を消滅させよ。』
ユエは猛反対した。自然の力を巡らす王を消滅させる事は出来ない。さすれば世界が終わってしまう。そう訴えたユエに対し、王は妹を拘束し脅しを掛けた。だからユエは精霊王を封印せざるを得なかった。しかし、そう簡単に精霊王を封じる事は出来ない。だから魔法契約で自分の体の中に無理矢理封印する事にした。そして、呪いと引き換えで封印に成功する。その結果、呪いは自分の一族へと永遠に受け継がれるようになった。
この国は大魔導師ユラの国だ。そして、ユラに愛されユラに守られた人々が今の国民なのである。