訳有りな妻と愛娘 ④ 長女アイスドール
思う所あり
この童話集の中に続きを書きます
所々辻褄が合わない不具合も有ります
(仮)ヒューマンドラマ(時々ブラック)のオムニバス
に①〜③があります
都合により
時系列や順序が入れ替わってる箇所があります
m(_ _)m
愛娘の理沙は幼稚園の年長組で、来年春には小学生になる
そんな愛娘が、最近
『アイスドール』
と渾名されてるのを知ってビックリした
《笑っていてもどこか冷たい、まるで美しくも冷淡な人形のようだ》
そんな甚だ肉親にとって受け入れがたい酷い評判が立っているらしい
彼女の母親は
残念ながら、彼女が3歳の誕生日を迎える前に天国へ召された
当時、私は再婚も考えたが
最愛だった妻の事を忘れる事が出来ず
また、高校の同級生で
元妻の姉、玲香が伯母姪の関係ながら、まるで本当の親子のように仲が良い
そんな事もあり、敢えて再婚したいとは思わなかったのだ
元妻が入院した後すぐに、姉の玲香が私たちと同居を始めた事も、未だ幼かった愛娘の理沙にとって
本当に有り難い事だと思う
一般的に、一人っ子は、
情操教育には、兄弟姉妹などがいる家庭に比べ
多少不利になると言われるような風潮が確かにある
娘の理沙は、ハッキリ口に出さなかったが
妹や弟、などのキョウダイが欲しいと
いう想いは確かにあったと思う
実際、仲の良い幼稚園のお友達なども
時間が経つにつれ、弟や妹などが産まれたり
元々、兄姉がいるケースもあり
一人っ子の家族構成の家庭は、私の娘と、あとはシングルマザーの子供ぐらいになりつつあった
そんな経緯もあり、だんだん娘はキョウダイが欲しいとは
ますます言えなくなっていったのだと思う
『アイスドール』は
テニスのクリス・エバートに付けられてた渾名
美人だけど冷淡なイメージ