告白
ーー放課後
伊達様のおかげなのか、俺に話しかけてくる男子どもはいなくなった。
と言うより、いつも以上にボッチになっている。男子達だけではない。女子達も目を合わせようとすらしない。
ハヤトはと言うと既に彼女と一緒にご帰宅、まぁ、今日が今日だからいたしかたないのだが
唯一、冬木さんがいるハイカーストな女子達が俺の方を見て、何やら話をしている。多分、伊達さんが教室で待つ様にと言っていたので、来るのを待っているのかもしれない。
そう思っていると彼女達も解散してそれぞれ帰って行った。こうして、俺は一人、待つことにした。すると、何故か冬木さんが教室に駆け込んで来た。
「藤咲くん」
俺の目の前に来ると何故か視線を逸らせている。その手にはさっき渡さなかったチョコレートを持っていた。
「冬木さん、どうしたの」
すると頬が少し赤くなって俯いている。若干フルフルと微妙に震えてるいる様でもあった。
「さっきはごめん、緊張して名前間違っちゃって、でも、これ本気だから」
そう言ってチョコレートをはいと手渡してきた。
読んでくださりありがとうございました。
誤字脱字があったら教えてください。
・面白かった、楽しかった
・続きが気になる
などと少しでも思ってくださった方は、画面下部の☆☆☆☆☆を★★★★★にして応援して下さると嬉しいです。ブックマークも歓迎です!イイネでもいいです。
よろしくお願いします!