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序章 女王龍と青年

 「5000年前、ドラゴンは絶滅した。」


 これは、ある本に書いてある一文である。そして、この本の続きはこのように書いてあった。


 「5000年前、人間とドラゴンは地上をかけて戦いが起きた。結果は人間側が押されていたが、なぜかドラゴンは一匹残らず絶滅した……と」


 ――なぜドラゴンが絶滅したか?

 

 まず絶滅したことが否である。実際にはドラゴンは絶滅していない。


 なぜなら――


 ドラゴンたちは空へ移住したから。


 

 それから5721年後、ドラゴンの住む浮龍島に一人の青年が落ちてきた。

 その青年は酷く怪我をしていたが、ドラゴンたちは5000年前、人間と戦争をしているためその青年をよく思わなかった。

 しかし、女王龍はその少年は戦争に関係ないと、その青年に手当をした。

 そして、目を覚ました青年は女王龍にとても感謝をした。


 ……それから少年は怪我が完治するまで女王龍と浮龍島で過ごすことになり、そして一緒に過ごしていくうちに、二人は互いに恋をしていた。

 そして、少年は女王龍にプロポーズをした……が、女王龍は、「龍と人間は5000年前戦争をした身同士。結婚はしたいけれど、みんなが怒るでしょうから」と少年に告げる。

 それを聞いた青年は、「なら、私が龍になります」と言い、そして青年は龍の純粋な血を飲んだ。


 純粋な龍の血を人間が飲むと、体温が上がり自我を保てなくなってしまう。しかし、その少年は負けなかった。苦しみ、苦しみ続けたが女王龍のことを思うと自家を保ち続けることができた。そして、青年は龍になることができた。


 それから、二人の結婚に青年の勇気ある行動を見た周りの龍は結婚に文句を言わず、二人は無事結婚することができ、そして、二人の兄弟に恵まれた。


 ……それから、兄弟が7歳になったある日。 

 

(はく)(そら)そろそろ行くわよ。早くしないと、お母さんたちがおいていくよ」


「……はい! 今行きます」


「……うん! 今行くよ」


「うん。では行きましょうか、王子様」


「はは、そうだな」


 そうして、僕たち家族は地上へ行く。


 ……これは人間とドラゴン。そして、半人半龍の兄弟が人間の学園で成長していく物語。

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