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9話 あの……っ！初めましてっ！
おはこんばんにちは！
また投稿ペース遅くなって申し訳ございません！
「……遠い、遠いわよ……」
Angel Hearts。どこにあるのか自体は知っていた。だけど、
「天界なんて遠すぎるわよーー！」
そう、天界。それは思っていた以上に遠かった。
でも、花が見れて、それが最期になるのだったら頑張れる……そう思って飛び続けた。北風が頬を掠め始める。段々寒くなって来たな……
そう思った瞬間、私の体は引っ張られるように別の空間へとワープした。
「痛ったたた……。……ここは？」
下は少し柔らかい素材。上は澄んだ青で、空気が美味しいーー……って、ここは……
「天界？」
じゃあ、この下のって素材じゃなくて、花？
「花、だ……！」
漸く、漸く見ることが出来た……！とても綺麗っ……！
私は花の一本を手に取り、匂いを嗅いでみる。とても、とても良い匂い……。造り物とは違う、本物の花に私は感激していた。
……さて、目的も終えた事だし、死にましょうか。でも、どこで？出来れば私、魔界には戻りたくな……
「……っ。あの……っ！初めましてっ！君の……名前は？」
