19話 嗚呼、抱かれる《愛される》ってこういう事なのね……。…
おはこんばんにちは!
幽幻桜です!
お久しぶりの投稿となってしまった事、大変申し訳ございません。
「もしかして、嫌だった?」
「え?」
「僕と一緒の部屋。」
「あっ……そんな事、無い、です……」
緊張のせいか、声が震える。敬語にもなってしまう。どうすればいいのかしら……!
ぎゅ。
すると、セイさんは黙って私も抱き締めた。
「大丈夫だって言ったよね?大丈夫。僕は襲ったりしないから。」
そう言って背中をポンポンと叩いた。だけど、一年間一緒にいて分かった。それに私はセイさんの事が好き……大好きなんだ。だから……
「……いて。」
「ん?」
「だ…………!」
「ほ、本当にいいの、アーク?」
「え、ええ……。」
目の前には裸のセイさん。私が願ったのだ。抱いて欲しいと。
「じゃ、じゃあ、取るよ……」
セイさんはそう言って大事な部分を隠してた布を取る。彼のソレに深い恐怖を覚えたが、誘われるままに触れてみると、それは温かく、とても優しいものだった。
「セイ、さん……。」
セイさんは私の体を抱き締めると、そのままキスをし、ベッドに押し倒した……
(嗚呼、抱かれる《愛される》ってこういう事なのね……。)
読んで下さりありがとうございました!