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黒き翼を脱ぎ捨てて  作者: 幽幻桜
17/20

17話 ……どこか、泊まろう?

おはこんばんにちは!

幽幻桜です!

今日も投稿でした。よろしくお願いします。

……この気持ちが、好き……?

17年間、恋を識らずに生きてきた私にとって、初めての感情だった。なら……


「この気持ちが好き……って気持ちなのかしら。……ありがとう。

私も好き、よ……」


そう言って私も彼を抱き締めた。


「私……戻りたい。あの花畑に。貴方と初めて会った。こんな私に話し掛けてくれた大切な場所だから。

……やっぱりあな……ううん、セイさんといると落ち着くな。

……最初の頃、冷たい態度とってごめんなさい。もうあの時みたいに性格を作らないから許してね。」


「そんなの大丈夫だよ。

僕も、あの場所に戻りたい。帰ろう。」


そうしてセイさんは私の手を取り、羽を広げようとした。だけど、


「羽が……出せない……!?」


彼はそう言って何回も翼を出そうとしている。けれど何回やっても結果は同じ。だから私はーーー

セイさんを抱き締めて「もういいよ。」と言った。だってこれ以上続けても結果は同じ。


「多分、人間界に落ちて来ちゃったからだと思うの。……どこか、泊まろう?」


私の手の中には見た事の無い硬貨と紙幣。きっと天界や魔界のものが人間界のに変換されたのだろう。

私はそれなりにお金を持っていたからお金には困らないはず。

この事をセイさんに見せて伝えると、パッと表情が明るくなった。セイさんもどうやって生活していこうか悩んでいたらしい。自分のポケットも見て、それが全て人間界のお金になっている事を確認し……


「そうしよっか!」


と、明るい笑顔で言った。

今日も読んでくれてありがとうございました!

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