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15話 そう……ここは 人間界
おはこんばんにちは!
投稿遅くなってすみません!…かなり空いてしまいました…反省。
そうして今に至る。恐怖により羽が出せなくなった私の手を引いてセイさんは走ってくれる。それでも……羽を使っている相手に勝てっこなかった。
(怖い……怖いよ……!…………え?)
私は不意にセイさんに抱き締められていた。そして、浮遊している感覚。
そうか、これはきっとーーーー
私が目を覚ました時、何やら人肌を感じた。少し硬い。それにギュッと抱き締められる感覚がした。つい、「う?」と声が出てしまった。同じく「う……うう……」という呻き声が聞こえてくる。この声は……
「セイ……さ、ん……。」
私の声に気付いたセイさんは、気を使ってか腕を解いた。これ以上セイさんに寄りかかっていては迷惑だろう、とセイさんがもたれかかっている紅色の壁に私も寄りかかった。そう……ここは
人間界。
今日も読んでくれてありがとうございました!