14話 天界と魔界は通じ合える……そんな気がするわ!
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第3章
「ハァッハァッ……!セイさん……!」
どうして、どうしてこんな事になるのーーー?
私はあれから足繁くセイさんの元へ通っていた。勿論、私も心を開いて。絆も深まっていって。徐々に幸せになっていると思っていた。いえ、幸せだった!
それから一年近く経つある日・6月7日。この日は私の誕生日。だから何か特別な事をしたいと思って、一番お気に入りのドレスを着てセイさんの元に会いに行った。セイさんに事前に誕生日を教えたからか、セイさんも張り切った服装だった。(とても可愛い)
「セイさんっ!これ……見てくれるかしら?」
そう言ってドレスを見せる。
「わぁ……!綺麗!綺麗だよアーク!」
「……ありがとう。それで、もう一つ私したかった事があるの。見て貰って……いいかしら?」
セイさんが頷くと、悪魔である私には似つかわしくない行動をし始めた。それは、天使国民が祭りの日や式典の日に歌う歌。それを歌い始める。そこに、悪魔界の踊りも加えて。今日の為に沢山練習してきたの。どうかしらーーー?
「歌……とっても上手だね。踊りも上手で……何言ったらいいんだろ……?何か、色々凄すぎて……」
感想も求めると、そのままの感想って感じの感想が返ってきて……少し笑ってしまう。
「実はね、この踊りは魔界でよく使う踊りなのよ。少しメロディーが似てるから使ってみて。だからきっと、天界と魔界って似ている所があると思うの。いつかはね、天界と魔界は通じ合える……そんな気がするわ!」
私達はそう言って笑い合った。……次の瞬間。
「いたぞ!アーク王女だ!裏切り者を発見したぞ!」
「え……?…………嘘っ!」
「アーク!こっちだ!」
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