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プロローグ
僕の心の中の星屑…
其は予期せずに闇から生まれ…軈て美しい光に包まれて、天空にいる彼女の元へと飛んで行く。
お駒ちゃん…
僕は前世の様に真面目に生まれ変われるのだろうか…?
僕が悲しい時、辛い時、君は何時も僕の隣にいてくれる。
僕も、君が寂しく悲しい時は、時空を越えて傍に飛んで行くよ。
だから…今夜も僕と二人で、夜空に流れる星を数えよう。
君と僕が笑顔になれる様に…。
気が付くと僕は…無数の星の中にいた。
藍色の景色は…
僕の様々な記憶を呼び醒まし、現世の僕に5つの美しい星の石をくれた。
緑色の大地に
清らかな水が流れ
穏やかな月に照され 燃える様な紅い魂に
染まらない透明の風
藍色の空は
紫色となり
青い涙になる…。
僕は其の1つ1つを大切に胸に抱き
未だ見ぬ明日へと歩き出すんだ。




