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「行ってきます!」

「行ってきます!」


私はそう言うと同時に勢いよくドアを開け外へ。


外は桜が満開で、散っている花弁はまるで踊っているようだった。

私も桜は嫌いじゃないしそれに天気もいい。

自然に心も穏やかになる。


今日は入学式。

私は高校二年生。

ここで一つ自己紹介でもしておこう。


名前は朱蘭愛しゅらんいと

名前は少し変わっているがハーフでもなんでもない純日本人。

普通の女子高校生だ。


まぁここまでにしてあっという間に学校に着いてしまった。

時の流れというものは恐ろしい。


私は何組になったか知るためにクラス表を見たいのだが。

人が予想異常に群がっていて見ることも困難。

おまけに私は目が悪いためどれだけ頑張っても見えない。

これほどまでに自分の目を恨むことはない。


私がどうやってクラス表を見ようかと考えていたら携帯が震えた。

画面を見ると神崎優と画面に表示されている。


優は一年生の時友達だったやつで今年も同じクラスになれたらいいなぁと思っていた一人だ。


私はその電話に出る。


「はいもしもし、どうした優?」


「あ!愛?朗報だ朗報!俺たちまた同じクラスだ!」

優の声は明るかった。

私もその情報を聞いて嬉しさのあまり声が出そうになった。


「マジか!何組?」


「1組だよ!早く来い俺だけじゃなくてみんな待ってる」


私だけじゃなくてみんなってことは・・・

今年の一年も面白くなりそうだ!


私は優にわかったとだけ伝え教室に向かう。


さっきよりも足が軽い。


教室に着いた。

そこには顔なじみの私の友達がたくさんいた。


「おせーよ愛」

笑ってそう言ってくれたのは天野翔。

「本当に遅すぎますわ」

お嬢様言葉で呆れた顔をしているのは夢野院桜。

「おはよぉー愛」

こっちでゆったりしているのは桜美華。


みんな個性豊かで一緒いてつまらないと思ったことはない。


「ごめんごめん、でも、また同じクラスでよかった!一年間またよろしく!」

私は満面の笑みでそう言った。


みんなも笑顔を返してよろしくと言ってくれた。


_____________


今日は入学式ということもあり校長の長い話を右から左へ聞き流していたらいつの間にか終わっていた。


入学式が終わったらすぐで後は帰るだけとなった。


「じゃみんなまた明日」

私はそう言い駐輪場まで歩いていく。



自転車をこぎながら今日みんなと同じクラスになれたことへの喜びに浸っていた。

何気なく空を見つめる。

やっぱり空はいい。


何にも支配されないのだから。

私はたぶん、いや、ずっと昔から空が好きだったように思えてならない。


まぁそんな根拠どこにもなにのだけど。


_______________


私は家に着き自室のベットで横になりながら天井を見る。

何も考えなくてすごく楽だった。



「助けて」


不意に声がした。


私は上半身を起こした。


誰の声かなんてわかるはずなんてないのになんで私はこの声にひどく心を締め付けられるのか。

なぜ私はこんなにも泣きそうになるくらい辛いのか。



「助けてお願い」

後ろから声が聞こえた。

私が後ろを振り返ると。


赤い長い髪の顔が整った私と同じ位の歳の子がそこにいた。









これが私たちの運命を大きく左右するなんてこの時はまだ知る由もなかった。




更新サボっていて本当にごめんなさい!!


さぁいよいよ始まった感じですね!

次は更新速度をもうちょっと早めます。

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