中学3年生
中学3年生の夏休み入る前。
母が亡くなった。
悲しかった、声を荒らげてないた。
お葬式には従兄弟もみんな来た。
似合わない黒い服を着て参加するのはとても苦しかった。
親戚、学校の先生、友達。
本当にいろんな人が来たと思う。
みんなは口を揃えてこう言うんだ。
「大丈夫?」「辛いわね」「まだ中学生なのに。可哀想ね」
今になって……ううんいつでもいい言葉ばかり並べている人間は機械だった。
私にはこの人達がもう鉄の塊にしか見えなかった。
うわべだけの言葉で、うわべだけの感情
こんなにも綺麗じゃないのはこの世の中でたった一つ人間だと思った。
生物上最も賢いのに何故か汚い。
もう私には生物にも見えない。
火葬して出てきたのはお母さんではなく
ただの骨だった。
あんなにも泣いたはずなのに。
何故か骨になって出てきた瞬間。
もう。何も思わなかった。
周りの人達は泣いているのに。
私だけは何故かその涙が嘘に見えた。
火葬した骨はなにかの入れ物に入れられる。
それは家族、親戚の手によって入れないと行けない。
姉は首を横に振り泣いて入れたくなさそうだった。
私は躊躇なく入れた。
コレがお母さんなんて思ってなかったからだ。
あれ、私はこんなに感情なかったけ?
そんな違和感を覚えながら外にでた。
その日は雨であの綺麗な空は見えなかった。
もし、晴れていたら私は綺麗な空を見れたのかな。
もうどうでもいいかな。
この時から私は空が見えなくなっていた。
更新速度少し早いです。
すみません。