DAKARA Nany
マーキュリーさんというチートな協力者得てから数週間。
特に何も・・・特に何もなく日々が過ぎた。
何かあったかなぁ?
強いて言えば、例のいじめっ子集団が私に何もしてこなくなったことくらい?
後は・・・それと剣のクラスが最下位クラスになったことくらい?
私は剣使わないからいいんだけど、なくて困るようなものじゃないから割と真剣にやってたんだけどなぁ・・・素質皆無みたい。
修行はいつも通り
変態鎧は私がマーキュリーさんからもらった西洋式の甲冑置きが気に入ったらしい。
でも、毎日毎日部屋中駆けまわって、カシャカシャカシャカシャうるっさいから拳骨している。そして日に日に回数が増える。
ふざけないでほしいよ、全く。
それにしてもここ数週間は一切怪人が来ない。
いいことだと思う。平和が一番!!
それにしても、最近は学院で生徒たちが動物園の猿山かなってくらいに騒ぎまくっている。
なんでも、この世界には地球で言う世界大会のようなもの毎年開催されているらしい。
ただし、ゴリッゴリの武闘派大会。
剣術やら魔術が飛び交うような血の気の多い大会・・・らしい。
さすが異世界。
それで、その大会には学生枠というものがあるらしい。
しかもそれは、学院の全分校の分だけあるらしく・・・まぁつまりエルドラド分校分もあるというわけで・・・・
つまるところ、学生たちはそれを獲得しようと躍起になっているということ。
私は別にどっちでもいいので、というか『参加したくない派』
だって、めんどくさいし、目立つことしたら活動に支障が出るかもしれないし・・・
というわけで、私は参加しない
しないつもりだったのに・・・・
「どういうこっちゃ??」
私の目の前には、『学生枠獲得戦争』とでもいうべきエルドラド分校学生大会のトーナメント表がある。
なぜ、私の名前が載っている!?
え??なんで??私、参加票出した!?え、いや、出していない。だってもらった分は破り捨てた・・・・視線を感じる。
私は視線の先を見ると、例のいじめっ子たちがこっちを見てくすくすと笑っている。
私が睨むと、何かを思い出したように散った。
なるほど、アイツらか・・・面倒だなぁ。
・・・視線。
アイツらは去ったはず・・・誰??
私は視線の主の方向を向く。
そこには上っ面イケメンがいた。
そういえば、久しぶりに見る顔だ。
「君も参加するのかい?」
「・・・・ええ、そうですけど??」
「・・・悪いことは言わない。辞退を勧めるよ」
「はぁ・・・」
「君のような美しい人が傷だらけになる必要はないんだ」
ちょっとカチンときた。
・・・よし、決めた。
「いえ、辞退しません」
「!?正気かい?君は魔法も使えず、剣の腕も振るわないと聞いているが・・・」
グサグサと人の欠点を・・・
だから何だってんだよ!!
「関係ありません。私は出ます」
「・・・そうかい・・・・まぁ、止めはしないよ」
一刻たりともコイツの傍にいるのが嫌だから、私は早足でその場を立ち去る。
「あぁ、最後に・・・一回戦よろしくね?テミスさん?」
よしコイツぶっ飛ばす!!




