彼女の処遇
どうも、因果律です。
私は今、両手がふさがっています。
え?なぜって?手錠をされているからですねぇ!!
あの後、二人の兵士さんによって私は拘束され、なんか交番みたいなところに連れ込まれた。
そんでさっきから同じ質問をされている。
「君はどこから来たんだい?お嬢ちゃん」
「日本から来ました」
「・・・・さっきから言っているけどねぇ、二ホン?だっけ?そんな国はこの世界にはないんだよ?本当のことを教えてくれないかな?」
「嘘は全く言っていません!!わたしは日本から来ました」
まぁ、そうなるよね。
違う世界から来ました!なんて言えないし・・・どうしたものか・・・・
「それからねぇ、お嬢ちゃん。年をごまかすのは良くないよ」
「私は15歳です」
「いやいや、あのね、お嬢ちゃん。どこからどう見ても君は12才だよ」
そう、私は異世界転移した時の何らかの作用で、十二歳の時の体になっている。
私の体が十二歳なのは認めよう。
でも、生きた年齢を誤魔化すのは私の信条に反する。
「はぁ、お嬢ちゃんが言い続けるのは分かった。一応このことは上・・・おじさんよりも偉い人に言うから、とりあえずおじさんたちについてきてもらおうか」
その後、私は児童養護施設みたいなところにぶち込まれた。許すマジ!!
☆
さて、一か月が経った。
この世界のことがよくわかってきた。
この世界は魔力というナニカがある世界。
魔力を使って肉体強化、武器強化をして戦う騎士や戦士とされる肉体派
魔力を使って魔法を撃ちだす魔術士とされるインテリ派。
ちなみに私には魔力が一切ないので両方できない。
だが、そんなことで私は夢をあきらめない。
この肉体だけでヒーローを目指す!
警察(憲兵)に捕まるヒロイン知らないのですが、誰か知っている人いますか?
この世界では16歳が成人です。
この主人公はバグが混ざり合いまくったバクモンスター