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一つの事件と一つの教訓

とりあえず状況を整理しよう。

私の名前は因果 律。高校一年生、15歳だ。

そして私は異世界転移した。以上。


情報が少なすぎる!!!


とりあえず、


ぐぅぅうううう・・・


「おなか減ったから何か食べよう」


幸い、転移した場所は緑豊かな丘陵の上。

近くに森もある。

そこに木の実がなっているでしょ。きっと。


私は森の中を私史上最速のガチダッシュをしています。

なぜって?見たことがない獣に襲われているからです。


どうやら、獣のナワバリに入ってしまったみたい。

それよりもさぁ!?変質しすぎじゃないこの世界の魔獣!?

あの牙何??口下から頭以上の長さあるよ!?


やみくもに走りまくっていたら道が見えた。どう見ても人間が作った道だ。

つまり近くに村か街がある!!

私はその人工的に作られた道の通りに走った。


すっげぇ走っていると、視界の先の空間が歪んで見えた。

え?何あれ?


さらに走るとその空間がよりはっきりと見えた。

分かりやすく言うならば、陽炎もしくは逃げ水・・・・あんな感じ。


ん?誰か来た。甲冑来ているのを見ると兵士さん?中世っぽいなぁ。


なんか言っている。でも残念なことに、私には聞こえない。

獣の咆哮がうるさすぎるからねぇ!!

ブモォォオオオ!!だとか、ガァアア!!とかしか言わないけど、ものすごい音量だから私に近づく音が掻き消えていく。


「お前!!なにをしているんだ!?」


あ、やっと聞こえた!!


「助けてください!!襲われそうなんです!!」

「じゃあ、さっさと門の中に入れ!!」


あらやだ、理不尽!!


私は門の中に入ることに成功し、私と獣の間に兵士さんが入る。

やっとそこで私は走るのをやめる。


振り返ると、一人の兵士さんが刺突武器を以て応戦し、もう一人の兵士さんが魔物に向かって上でを伸ばしている。


「喰らえ魔物!!『火球(ファイアー・ボール)』」


なんか唱えた兵士さんの手のひらから方陣が出てきて・・・・火の玉が出てきた!?


んん!?

え?この世界魔法があるの!?

・・・え?マジで!?


この世界に来て初めの教訓:「この世界には魔法がある」

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