宣戦布告と協定1《レオンハルト視点》
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「俺さあ彼女をいつか自分の物にしたいわけ、だから確認なんだけど。」
「レオンハルト様はさあーヒルメリア嬢のこと、将来・・・嫁さんにするき本当であるわけ?」
「は? そんなの当たり前だ、ヒルメリアは私が幸せにする。」
宣戦布告での真剣な表情に真面目に答えたのだが、セイレーンは妙にバカにしたような感じで目を細める
「ふーん、そのわりには恋人っぽくないよな。よく生徒会手伝ってたときとか、こうー義務的つーか、甘い空気すらないように見えるんだけど、あーもしかして···二人っきりのときとか違うのか?」
「·········」
「あれーなに黙ってるわけ、反論なしですかレオンハルト様」
クツクツと笑う姿は普段の天使っぽいものとは違い、小悪魔のようで可愛いくはあるが
いまは本性を知った今では腹立だしく、セイレーンからの言葉に図星をつかれ反論出来なかった。
確かにヒルメリアとは婚約者の区切りと幼馴染みの間柄でしかなく、恋人のような感じではない
私はヒルメリアのことは好きだ。でも・・・ヒルメリアは私のことを好意として見てくれているのか?
と問われれば自身はない、何故ならば婚約者に指名したのは私であり、王族からの指名であれど下位のものは拒否れないことが絶対条件だ。
それに貴族として政略結婚に娘を嫁に出すなどざらで、義務感になることもある。
いや···大丈夫のはずだ、少なからずヒルメリアも私に好意をもってーーーー
駄目だ幼いときは表情豊かでわかりやすかったが、いまでは表情筋が私といて動くのを見た記憶が皆無だ。
「おやおや···俺に言われて自信なくすなんて、情けないですねー。」
「うるさい、お前の口からは嫌味しかでないのか。」
「え、だって恋のライバルに優しい言葉とか、かけるきなんて俺にはないんで。」
胸を張って言い切るセイレーンの態度には、私は完璧に恋のライバルに認定されているらしく
身近に敵がいたのだなと自分自身に呆れたものの、ヒルメリアを奪われるなど困るためセイレーンを見つめる。
「まあ私もライバルには容赦しない主義だし、渡すきはないがな」
「···渡すきはないね、そのわりにはライバル多そうだよな。ヒルメリア嬢ってモテるもんな、いまも声かけられてるしよ。」
なっ!! と口から漏れるも、セイレーンの言葉に外のヒルメリアがいる方向を急いで見ると、下級生だろう男子生徒が顔を赤らめて声をかけていて、ヒルメリアは戸惑いながらも愛想良く話している姿を取っていて胸に痛みと苛立ちを感じる。
知らない男性だけで嫉妬心が沸き起こり、ギりッと窓際に力を込めていた。
そのときセイレーンから笑い声がし、視線を部屋に戻した。
「なにが可笑しい!」
「いやーだってようーあれごときで嫉妬とか、心の器がちいせえよな。」
腹を抱えて、まだ笑い出す言葉と言動に、先程の嫉妬心が沈静化したが、逆にセイレーンの余裕に苛立ちはあった。
「余裕だな。」
「うん? それって俺に言ってんの。まあ余裕ちゃ余裕だからね、だって考えてみろよ俺ってば女の子だから、授業とかヒルメリア嬢と合同であるし、着替えとか覗けるし、女子ならではのスキンシップで身体に触れれると美味しいことがあるからな。」
ふふーん、良いだろうとふてぶてしいヒルメリアを一瞬羨ましく思うが、同時にヒルメリアの身体と聞いて想像しそうになり首を振って頭を切り替えた。