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一緒にお昼を食べようと忠告って何?

面白いほどにセイレーンをだしてます。

攻防はセイレーンとレオンハルトになってますが、基本的に主人公のヒルメリアのちょっとずれた解釈と天然さんが出た回です。

お茶会の出来事で少しは仲良く友人としてはレオンハルト様とは話せるだけのことはできたのですが、実際問題...わたくしとレオンハルト様の婚約破棄はされずにいる問題。


それにわたくしに対してのアプローチが何故か口説いてくるような感じがして困惑する。


セイレーンさんとは普通に諍いもなくお友達にはなれるほどにはなったのですが、2人で和気藹々と楽しく話していると間にレオンハルト様が入り話しを中断されたりと不可解な行動に首を傾げてしまう。


そして意味のわからない忠告をされたこともありましたわね。


あれはお昼頃でしたっけ、今回はお外でまったりとお弁当を食べようかと最近見つけた、まったりスポット。

学園の中にある木陰がある隅は陽を遮ってくれるカセボがあるんですのよ。


散歩中に見つけたとき、ここなら1人でまったりできると思ったものです。


わたくしはベンチに座りテーブルに今日作ったお弁当を広げたの。

たまには手作りのお弁当も良いものだと何故か思うのよね最近。和食って感じのシンプルさあるの。


「いただきます。」


パクッと卵焼きを口に入れて、ほんのり広がる出汁と甘い甘味が程よく口いっぱいに広がり。

ご飯と一緒に食べれば味がマッチしてて美味しい。

ぽわ〜と口元が緩んでお弁当を堪能していたとき。


「あれ〜偶然だね姫ちゃん。」


え? セイレーンさん?


わたくしの前にはセイレーンさんが小さなお弁当箱でしょうか?包み込んだ布を持って、ちょっと変わった形状の筒を置いたのです。

銀色の美しさや先端には切れ目があり脳内で【水筒】だと認識していました。


「ふふ、コレはねえ水筒って言うんだよ。暖かいまんまお茶とか運べるんだ。」

「そうなのですね、とっても美しい品物ですわ。....ではなくて何故にセイレーンさんが此処に来てますの?」

「ん? あーここ、たまに私の穴場スポットでメシ...げふん...お弁当持ってご飯を食べてるんだよ。」

「そうなんですのね、残念ですわ。わたくしが一番のりで見つけた場所だと思ったのですけど。わたくしお邪魔ですわよね。」


せっかく見つけた場所で、もしかしたらセイレーンさんもまったりしたいスポットでしたら人がいたら邪魔ですよね。

また他を探すのもと思いますけれど、結構まったりできるような場所はここしかないのだと思うとシュンとしてしまう。


するとセイレーンさんが何故かクスクスと微笑んで。


「邪魔なわけないじゃん、私のまったり感とヒメちゃんのまったりスポットが一緒だと思うとめっちゃ嬉しいんだよね。そ・れ・に! せっかくだから2人のまったりスポットにしてさ、一緒にお昼ご飯食べない!」


その提案とセイレーンさんの優しさと思いやりに、ほんと可愛い人で良い子ですわよねと、わたくしは頷く。


「よっし! ではではー私のお弁当をいざ、オープンだ。」


布を取って中には木箱型のやつで漆を塗られた茶色にお弁当箱は桜舞い散るような模様の装飾が彫られていて美しい。

中身は....あら?


「それ...和食ですのね。鮭焼きと卵焼きにほうれん草の煮付け、おにぎりに梅干しをのせてますし。なによりもタコさんウインナーに味団子も。あ! コレはまだ作ったことありませんわ!!」


とか、ついついセイレーンさんのお弁当の中身に夢中になってましたら何故か沈黙され視線を感じ。

セイレーンさんをみましたら、小さくうなっていました。


もしかしてお弁当に興奮して相手を引かせてしまったのかしらとオロオロしてますと。

ふうーと息を吐いてから、わたくしをまっすぐみます。


「......ヒメちゃんってほんとは料理好きだったりする?」

「え? まあ最近は特に好きですわね。」


良かった引かれたわけではないとホッとして応えましたら「なるほどね」と呟くなりにっこり笑う。


「急に変なこと聞いてごめんね。たださあ、黒豆の甘みとは分量難しいから気をつけて作ってね。」

「それはわかってますわ。」

「......そっか。よーしご飯食べないとお昼の時間過ぎちゃうよ!」


セイレーンさんに言われ、確かにとお弁当に再び視線を向けて食べ始めることしばし。


不意にセイレーンさんがわたくしの横に来ると座ってからお弁当箱に視線を向けて美味しそうと呟く。

美味しそうと思ってもらえるのは嬉しいですけど、セイレーンさんのお弁当の方が色取りも綺麗だと思うと言おうとセイレーンさんのお弁当を覗けば空っぽで驚く。


え!? この短時間で食べ尽くしたんですの!?


目をパチパチさせてセイレーンさんを見てたら、視線に気づいたのでしょうか。

バッチリと視線が合うなり何故か照れています。


「.....あの、レンはご飯食べるの早いですのね。」

「......あーもう可愛い。ん? ああ、ご飯食べる量増やしてるんだけどお腹減るんだよね。まだ足りないけど我慢してるの。」


ん? 何が可愛いにだろう?

最初の言葉は気になるけれど、食べたりないとは。

セイレーンさんのお弁当箱は小さいけれど正方形に縦横20センチはあるので遠目からでは小さいけれど大きなサイズで中身も多かった気がするのに足りないって。


わたくしなんて小さなお弁当箱ですが、十分な量でもお腹いっぱいですのに。


じーーっとお弁当に再びセイレーンさんの視線が釘付けになっているものだから、食べずらい。

でもふとセイレーンさんに食べさせて感想も欲しいと思う。

同じ和食であり、もしかしたらセイレーンさんもご自分でお弁当を作った可能性もあると思うのです。


わたくしの家には料理人はいますけれど和食はまだ浸透していません。

ですがセイレーンさんは爵位的に引くですが、何か色々しでかしてそうだと何となく想像できてしまう。


だってわたくしを許してお友達にまでなってくれたんですのよ。


そう思うとちょっと笑えて。


「セイレーンさん、この卵焼き食べてくださいます。あーん。」


ちょっと大胆ですけど、女の子同士ですもの恥ずかしくはありませんわ。うんうん。


そう1人で納得しての行動だったのですが、セイレーンさんの反応はカーーーッと顔を赤くして、オドオドとする反応が珍しくてふふって笑うとググと唸るも、小さく何か何度も呟いたあとパクっと食べる。


「うっま! めっちゃ美味いよヒメちゃん!!」


パアーっとさっきと違うセイレーンさんの反応に可愛いと思う。


「ありがとうございます。まだ食べます?」

「え!? あーえーっと、ヒメちゃんが手渡しで?」

「......ふふ、手渡しで渡してもよろしいですわよ。雛鳥に餌あげてるみたいでレンちゃん可愛いですもの。」

「......え? あーーそう意味か。まあ...こんなんだしねえ、よし。これも女の子特権と友情特権と言うことで...お願いしようかな。」


ニマっと笑ってセイレーンさんが口を開けた、その時です!


「ちょっと待ったーーーー!!」

読んでくださりありがとうございます。

毎度読んでブックマーク増えてるの見ると励みになります。

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