お茶会は幸せの味がするのですね。3
ブックマークやポイントなどありがとうございます。
さてさて、これからセイレーンとレオンハルトとヒルメリアの面白いお茶会スタートです。笑ってやって下さい。
準備もオッケーだし、今日のぶんは終わったけれども。いざ生徒会室のテラス前に来ると緊張してしまいますわね。あの断罪より近づくことがなくなり行くこともなかったですもの。
最近は殿下から逃げてる事が多いですけど。
スーハー、スーハーと息を整え気持ちを落ち着かせテラスの扉を開けると、今年の旬なのか桜の花が舞い上がり風の中に香る匂いに混じって、殿下の匂いとセイレーンさんの匂いがします。
わたくしはキョロキョロと辺りを伺いますと、必ず決まってお茶会をしている場所に殿下とセイレーンさんがいるのですが妙に顔が引き攣っていました。
「......よーく、わかった。今回だけは勝負してあげる、どっちが勝つか楽しみね。」
「私が勝たせてもらうさ、絶対にな。」
「良い度胸じゃない、ヒメちゃんが来たら勝負開始よ。」
ふむ? いったい全体的に何を話しているのでしょうか?妙に険悪?っぽいような...。
首を傾げて見守っていましたら、急にわたくしの気配でも感じたかのように視線がこちらを見て、慌てて咳払いをすると先程の出来事をなかったかのように爽やかな笑顔を向けられます。
イケメンな殿下と美少女からの笑顔はとても眼福なのですが、少々わたくしには眩しいです。
目がチカチカするも、ここはキチンと礼節を持って応えるのが淑女というもの。
「この良き場所にお招き頂きありがとうございます。」
ゆっくりと挨拶をしてお辞儀をすると、なんでしょうか? 沈黙と熱い視線を感じるなとお二人を見ますと、セイレーンさんは小さくガッツポーズをとり、レオンハルト様は小気味良く震えていました。
良くわからないお二人の行動に疑問符ばかり浮かべていましたら、後方より呆れたような溜息と良い匂いがして振り向けばマティアス様が色とりどりの種類を揃えたケーキを侍従に運ばせている光景があります。
うーあれもこれも見たこともないケーキです。
コクリと喉が鳴ってしまうほどに誘惑の宝石箱が...。
「...そんなに食い入るように見なくても逃げないぞ。」
「ふぇ!? え! あ...そ、そうですわね。どうぞ通って下さいませ。」
まの抜けた声が出て、誤魔化すように道を譲るもマティアス様は首を振り、一緒に殿下達がいう場所に行くぞと目で言われたようで向かうことになったのでした。
到着してからは席順的にわたくしの右側にセイレーンさん、左側にレオンハルト様になり。レオンハルト様の隣には、いつ来たのかハーゼロイ様とブルーム様、マティアス様となっている。
読んで下さりありがとうございます。
やっとお茶会へと進む事が出来たー




