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話しをしよう1

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補助魔法をレオンハルト殿下やブルーム様、マティアス様、セオレーンさんのそれぞれの能力を解析し瞬時に適切な補助魔法を範囲内に広げかけていく。

そうすることで動きの向上と攻撃力、防御力も上がり行動範囲が広がってレッドウルフキメラへのダメージも上昇していき、もう一匹のレッドウルフキメラは倒されてセオレーンにより浄化された。


わたくしはどうにか勝ったことへの安心感で胸に手をあてホッとする。


「良かった。」

「ふふ、良く頑張ってたねえ。良きかな良きかな。」

「......急に横に来ないで下さい。」

「おやおや酷いなあ。僕なりに君を守ってあげてたのにさあー。」

「へ?」

「やれやれ、面倒な者に好かれるとは殿下も大変だ。まあ、これも運命かもね。」

「先生...意味わからないんですが。」


理解しがたい先生の物言いに疑問符が浮かび首を傾げていましたら、唐突にわたくしの肩に手を置かれる感触がした。

びっくりして感触がした方向を伺い見ると、レオンハルト探しが何故か焦ったな表情が垣間見えて、どうしたのかと思い見守っていると、レオンハルト様は徐々に顔を赤く染めあげ気まずげに頬を掻いていた。


「...ヒルメリア...その、だな。魔物は倒した。」

「あ、はい。そうですわね......かっこよかったですわ。」

「...っ...そうか。ならいい。」


どことなく照れくさそうな表情に、キュンとして可愛いとか思いつられて、わたくしまで照れてしまう。


「おやおや、何ですかねえ〜この甘い青春っぽい場面は、いやはや若い者は良いねえ。」

「先生...ちょっとは空気を読んで下さい。せっかく殿下が頑張っているのですから。」

「そうそう、あのヘタレ殿下の勇気ある行動を応援してやらねば、あの努力もパアだから。」

「まったくよね。今回だけは殿下に譲ってやるんだから邪魔してはだめよ先生。」

「あーそうだね。」


などとわたくしと殿下が話している側の会話が耳に入り、わたくしはどういう意味かと考えようとした矢先、レオンハルト様がわたくしの手を掴んだ感触に考えが霧散した。

ギュッと感じ暖かさにレオンハルト様を見ると、まだ顔は赤いけれど真剣な瞳が真っ直ぐに向けられてドキッとしてしまう。


「魔物は倒しから話しをしよう、二人だけで良いか?」

「......えっ、あ、はい。」

「よし、ならば移動するが、その前にマティアス、あとの処理は任せる時間を稼ぎ次第報告しろ良いな。」

「ヘイヘイ。殿下も仲直り頑張れよ。」

「ぐっわかっている言われなくとも!」


仲直り? とは何のことでしょうか?

耳に入る殿下とご友人達の会話に首を傾げていましたが


「奴らへの指示は済んだ、行くぞヒルメリア。」


とわたくしの手を軽く引っ張りレオンハルト様の冒険者へと意識を向けられて戸惑いつつコクンと頷いた。







さてさてレオンハルトとヒルメリアは仲直り出来るのか、それとも、またもやこじれるのかは次回に続く。

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