魔物の予測とブルーム様の冷笑 1
レオンハルト様が先に気づいてたってことですの?
ならばわたくし気づいていることは存じ上げているのではないのかしら。
現にブルーム様もレオンハルト様に調べるようにと命令されてるんだもの。
わたくしってば、試されてるのかしら。
それとも喧嘩を売られてたり、うん充分あり得るかも
フフフ、喧嘩は買いますわよ。
「そうレオンハルト様から。では原因は主に追求出来てるってことですか。」
「いや、原因の要因も魔物の居場所も特定出来てはいないと言えよう。なあブリアーナ嬢の見解が知りたい、この爪痕を見て魔物の種族を予測出来るか?」
ブルーム様なりにも予測出来てることをわざわざ聞くなんて意地悪ですわね。
ですが問題の答えあわせは、自分の見解が間違いではと他者より意見によって気づくともあると思い。
爪痕の形状と魔物の爪の深さと幅を見る限りでは、魔物辞典の書物に記されていた知識で予測がつく。
わたくしは頷き、魔物での行動と生態について述べて、どのような魔物かを話して聞かせた。
ブルーム様はわたくしの意見を脳裏で処理してうえで、ニヤリと悪人顔となり不敵に笑いました。
「そうか僕の予測は正解だったようだ、魔物は【ウルフ】狼形の魔物とはな。」
「えっと······どうしますの、場所はわからないにしても···このままほっておくと危険ですわよ。」
何か考えがあっての言動なのでしょうが、たまに他人に興味がない性質があるせいで不安になってると
わたくしの考えを見抜くように、ふわりと何故か笑顔を向けられたのです。
「ふふ···あいもかわらずブリアーナ嬢は優しいな。」
ポンポンとわたくしの頭を撫でられた。
わたくしはびっくりした、だってブルーム様も顔の表情筋が死んでるのか冷笑しか見たことなかったから
綺麗だとか思って、ぼんやり見てしまった。
「ふふ、僕の笑顔が綺麗だとか、初めていわれましたよ。」
「へ!? ももももしかしてて···口から感想が漏れでてましたの!!」
「ああ、おもいっきりな。」
グフッいまわたくしは精神的とHPにダメージを受けてしまった。
そのせいか身体の熱が一気に上昇してボンッと音と一緒に赤面してたと思う。
「···コホン、いまのは聞かなかったことにしてくださいませ。」
「おや、僕は嬉しかったんだけどな。」
「あーもう、わたくしの反応を見て遊ばないで下さい。それよりも魔物も対策はありますの、生徒に危険がないような対策はありますの!」
「半分は本音なんだが、あんまりブリアーナ嬢を遊ぶと怒られそうだ。えーっと生徒の安全性の対策だろ、そうだね···一応の対策はしてるつもりだが、あっちは野生だし抜け道を使う頭の回転が効く魔物だった場合もあるから、絶対に安全とは言えないだろうさ。」
「それってどのくらいの·····って、ブルーム様! う、後ろ!!!」
話している間にいつの間にか、物陰より魔物が出現した衝撃で叫んだ。




