鬼畜と腹黒い人物、バルテロッサ・ブルーム様との邂逅 2
あまりにも意外な人物の登場に動揺と驚きに反応が遅れてしまい
「お久しぶりですが、何故にこちらにいらっしゃいましたの!」
と言い返していました。
ブルーム様はわたくしの近くへと来て、ちょっとバカにしたように鼻で笑う。
「···フン、僕がここに来る理由など一つ、生徒会の仕事に関わること。そんなこともわからないのですか貴女は。」
「······別にそうでは、ただブルーム様が仕事上の利点がない行動がない限り動かないから······。」
いちいち癪に障る言い方をされてイラッとするも、口喧嘩でブルーム様に敵わないのは事実
ならば正直に述べるのが、この方との対応だと言い返してみるとブルーム様はメンバーは目を見張るも
クククと悪人のような笑い出し「なるほどね」とか呟きニヤリと口角が円を描く。
「確かに僕は利点や利益を主にしか動きませんが、こうもハッキリと言われるのは心地良いものですね。」
「は?」
「いえ、こちらのことです。それよりも僕がここに来る理由としては、さっきも申しましたが生徒会の仕事で来たんです。本来であればマティアスかロマーニが来る予定だったのですがレオンのせいで仕事が増幅、もとい腑抜けの如くボーッとしてたせいで、僕にお鉢が回ったわけです。」
「後々の仕事が回ったわけですか、お疲れ様ですわ。それでここに···?」
「はい。ブリアーナ嬢はお手伝いですよね、ならば正直助かります。貴女は機転、洞察力は僕も認めてますので、存分に動いてもらいますので覚悟して下さい。」
不敵な笑みを浮かべたままでわたくしを見るものだから、本当にこきつかうき満々だと確信する。
「えっと、お手柔らかにお願いします。」
「アハハ、できればね。」
できればではなく確実にと思ってるのだけど、このブルーム様は鬼畜な人物なため精神と根性を入れ直しました。
ブルーム様とわたくしは会話もそこそこに仕事に取り掛かります。
壁にある爪痕の付近にわたくしとブルーム様は近づきますと、まるで本当に獣にでも抉られたように壁には爪痕が三ヶ所に残っているのです。
爪の形状や特徴を脳内に刻み、壁にある爪痕の場所を観察した。
爪の太さは3センチだと推測するに、爪痕の場所は窓際よりもずれた所、地面より上に抉られ壁にあたった所、何かと乱闘したようなバツ状の爪痕などを見て、人の悪戯ではなく魔物の仕業だと断定できる。
しかしここで疑問が生じる、この学園内には結界の魔道具で魔物などの進入は出来ないはずなのである。
「···不可解ですわね。」
「おや、ブリアーナ嬢も気付きましたか、魔物ですね。」
コクンと頷けば、ブルーム様は良く出来ましたって感じでわたくしの頭を撫でました。
撫でるな! と思うも、ブルーム様からの褒められる貴重な体験なものだと考え
されるままでいると、クスクス笑い声がしてブルーム様を見る。
すると「これはこれで、中々に面白い」と不穏な事を呟き出して笑っている。
その間も何故か撫でつつも一人事の如く観察されたのでした。
いやいやブルーム様、観察対象をわたくしではなく爪痕にして下さいませ。
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ブルーム様から手を離してもらったあとに、コホンとわたくしはわざと咳払いをしたあとは、ブルーム様の意見を聞く事にした。
「···まあ僕なりの見解もブリアーナ嬢と同じものだが、結界に関しては予測はついているんです。」
「···え?···それって、どういうことですの?」
結界に予測がついているのに、この事件を放置してるってことに疑問を持つわたくしはきっと怪訝な表情を向けていると思う。
ブルーム様は一拍置いてから、真っ直ぐに視線を向けてから息を吐く。
「最近になって結界の魔道具が二つ壊された要因があったんです。意図的か事故か、いまは調べているのでわかりませんが、それの余波で魔物が学園内に侵入したと考えられるんですよ。」
「ブルーム様も調べているのですか?」
「まあ生徒会の義務もありますし、直々に頼まれましたからねレオンに。」




